もう薔薇を持たされたお人形じゃない。
”薔薇を持たされていた子供たち”が10年の時を経て再び私の前に現れた―――――。
ジャニオタ歴15年超、浮気もせずハイフン姐さんとして生きてきた私。界隈では古参と疎まれる部類ですが強くギリギリでいつも生きていきたい。
中丸くん目当てで見始めたジャにのちゃんねる経由で風磨沼にダイレクトインしてあれよあれよとカツセク教へ入信。
今回初めてオリジナルアルバムの発売に立ち会うことになった。
ジャニオタなのでセクゾの存在は認識していたし、多分カツンニキの後ろでピコピコ踊るジュニアふまけんはきっと見てる。さぞかしキャワイイポップでキュートなゆーめみたいなアルバムかと思ったら、全然違う。全然違う!全然違う!!!!!(歓喜)
彼らは2020年に発売したシングル「RUN」の特典映像で、今後グループとしてやっていきたい音楽ジャンルのひとつにシティポップを挙げていた。都会的で小粋な耳なじみの良い曲調ってところだと思う(たぶん)が、洗練されたアーバンな感じは絶対合うに決まってる。彼らは自分たちがどこにハマるかちゃんとわかってる。ジャニーズ事務所としてもこのジャンルがガラ空きであることもわかってる。これは期待している。と思ったらいきなりきた今作「ザ・ハイライト」!!!!!!!!!そのロゴフォルム!ザ・ベストテンだし美少女戦士セーラームーンやんけ!!!!(平成初期ワイ歓喜)
ソロ曲無しの全14曲4人フル歌唱。
デビュー時は声変わり前のメンバーばかりのセクゾだったが、変声期をうまく切り抜け、なんなら溶け合うユニゾンを実現した奇跡のグループの声色のグラデーションを聴いてほしい。
もうひとつ言いたいのは、これはぜひ、このままこの曲順で聴いてほしい。
賛否いろいろあると思うが、サブスクでつまみ食いで聴くのではなく、あえてこの曲順で全部聴いてほしい。そう、あの頃の頭出しができないカセットテープのように。
もしや!まさか!とコナン金田一ばりのひらめきとともに全楽曲の秒数足して、丁度30分ずつのA面B面60分カセットの秒数になるのでは!!!と思ったが、A面の時点で45秒はみ出てたのでこれは話を盛りすぎましたが、でも全部で約60分だし、7曲目と8曲目のガラッと変わる曲調もあるし、A面B面説けっこうアリなのではと思ってる。
カワイイ売りで大きく振り子を振ったセクゾが、10年の時を経て経験と技術と自信をつけて、より自分たちの意志で前へ動き出した。もう薔薇を持たされたお人形さんたちではない。
以下は、ライナーノーツという言葉を今回初めて知ったレベルの音楽への造詣が水たまり級に激浅のジャニオタが、一曲ずつとりあえず浅く調べてただひたすらに驚愕してるだけのうるさい感想文です。
1. Forever Gold
「Where is the Love?」
はい、勝った。勝った。勝ち申した。
ラジオで初解禁の第一声の風磨の歌声で勝ちを確信した。
エフェクトの影響もあるとはいえ、掠れたハスキーボイスなのに透き通る不思議な歌声。彼が磨き続けた武器だ。
続くケンティの艶のある突き抜けた清々しい歌声と聡ちゃんの包み込む柔らかい歌声と勝利の空気を含む儚げな歌声。歌がうまいんよセクゾ。
「何も知る術もなくて 最低でも最高だった 蒼き日々たち」と「ダサいなりに本気だった 甘い日々たち」が全部全部思い出であり、ひとつひとつが君とのモーメントであり、永遠に輝くハイライトなんだ。いやこれセクゾのことやんけ。泣いた。
湘南の海が、キラキラ輝く汗が、鎌倉高校前の踏切でハイタッチする情景が、私には浮かびました。(それはスラ●ダンクなのでは)
作詞:JUN HeatとFeverの作詞を手掛け、作曲はキンプリやストンズに提供歴のあるRicardo Burgrust
2.Desideria
好き(語彙力の喪失)
4つ打ちクラブサウンドのディープハウス絶対似合うんだってセクシーゾーン!!低音が出るようになったしょりそうの歌声でハーモニーに厚みが出てる。
私はこの曲を聴くためにライブへ馳せ参じます。セトリ落ちしたら泣く。
ラテン語で「欲望」って意味らしいですよ奥さん。セクシーの追求ですってよ。
作詞:栗原暁、作曲:久保田真悟
提供曲、Snow Man「D.D.」、なにわ男子「初心LOVE」「ダイヤモンドスマイル」
・・・・・・・・・・どうりで良いに決まってるがな!!!!!!!!!!!!!!!!
3.THE FINEST (Nulbarich(JQ) 提供曲)
ベースラインから正解すぎるし好きすぎる。ナルバリ調を歌いこなすセクシーゾーン何者ほんとマジで。ケンティの「望むぅmam-ma」担です。
DaaaamnとMoooveの浮遊感が全然ダサくない。
ショーミーワッチュドウ♡を息を吸うように言うてしまう。
Forever Goldがオープニングならこっちはエンディング曲。YOUTUBEで展開されているアニメ使用のMVがまさにその世界観。これおすすめされたらジャニーズのセクシーゾーンって絶対わからんに5億マリウス賭ける。
先日の少クラプレミアムで披露したときのふまけんのシンクロ具合が怖かった(褒めてる)(最高)
4.夏のハイドレンジア
(秦基博 提供曲)
これ、2021年に出したシングルぞ???なぜこんな違和感なくここにいるんだ。
普通はオリジナルアルバムを作ると、直近のシングルも入れないといけない大人の事情かなんか(?)があるから、どうしてもアルバムコンセプトとずれて浮いてしまうが、まあそれもご愛敬で入れてもらってる感強くなりがちなシングルカット曲。
だがしかし、夏ハイよ、丁度ええやんけ。もしやこの夏コンセプトのアルバムにするために冬にシングル出さなかったのか?ってくらい予定調和すぎる。ストレートなラブソングなのもまたメリハリが効いてる。
6/1に発売されたこのアルバムだけど、丁度今、紫陽花の時期だね。
5.Iris
レコードに針を落したときに鳴るチリチリ音がおしゃれ。
可愛い恋のメッセージソング。恋しちゃったからプロポーズまで一気にしてもうてるけど可愛いから許す。
ラップソングなのにダサくならないのもセクゾの強み。ヒップホップチェケライエイ(?)な怖いラップじゃなくて、流れるようなラップが心地よい。菊池のラップがうめえんよ。
作詞・作曲:Funk Uchino他 嵐「Turning Up」作詞の人だ。通りでメロディーに乗っかる歌詞の軽やかさがあると思った。なるほど。
6.SUMMER FEVER
作詞:Kanata Okajima
提供曲・・・・・・・・・「すっぴんKISS」「Honey Honey」「Small love song」「Wonder Love」
勝ちやん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サビ前のクラップはペンライト投げ捨てて手を高く掲げて一緒にやりたくなる。※危ないですよ。
EDMもいけるんだセクゾは。パーティーソングもセクゾが歌えば上品になる。トロピカルサマーチューンで会場がブチ上げだ。
7.Story
夏、夜空、花火、波音、月明かり、エモい単語が並ぶ。菊池が好きそう。夏の夜の魔法にかかったみたいな、優しい愛の歌。A面の締めの曲としてふさわしい。
落ちサビのケンティの「この愛はずっと変わらないよ」できっと私は泣く。
作詞・作曲 youth case ・・・このお名前どこかで???
提供曲 嵐「Love so sweet」、嵐「One Love」・・・・参りました・・・・・・。
A面(と私が勝手に思っている)だけで、このクオリティ。
どうよセクシーゾーンの10年で培ったポテンシャル。これでもなおまだ伸びしろがある。どこまで伸びるんだセクシーゾーン。セクシーーーーーゾーーーーーーンになっちゃう。
B面(と私が勝手に思っている)残り7曲はまた来週!(とは限らない)
次回のセクシーゾーンは
セクシーパリピに襲われる!
休みの日くらい休ませて、それはそう。
中島Dメロ菊池落ちサビリンガリンガリン
の3本です!セクシーじゃん!けん!ぽん!ウフフフフフ