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ia19200102
傘の検品の話
工場などで出荷される際の検品の話ではない。
自分の手元に来た後の「検品」の話である。手元に来ているといることは、既に購入済みなのだ。
ドキドキする。
持ち手の握り具合が今後もフィットし続けそうか、遮光ありでも光が案外突き抜けて暑くないか、、そのようなことではなく。
もっと傘の生命線の話だ。最近の異常気象も影響しているかも知れない。
増えてきた嵐に耐えられるか、だ。
正確には踏ん張って耐えたりしないかだ。
その見た目は、雨ニモマケテ、風ニモマケテいるかも知れない。
そう、上手くひっくり返るか、なのだ。
強風で、見るも無残にひっくり返ることがある。その後、バサッ!とひっくり返せば、元の形状に戻るか、どうか。という意味だ。
求めているのは、葉っぱのような柔軟さだ。
ポキっといかれるのは、死を意味する。
そういえば、最近人の世も異常気象ばりに、上がってきているものがある。
踏ん張って耐えてはならない。
ポキっと折れてしまう。
上手くひっくり返れませんので、と言える勇気を持ちたいし、周りにも持ってもらって、増えてきた嵐の中も生き抜けたら。
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