【あなたは本当の恋を知らない〜アカシックレコード】見えない世界を見に行く会 #005
こんにちは。見えない世界を見に行く会の会長、寅玉です。
私は30代の頃、手持ち資金の許す限り、様々な「未来を読める人」を巡り歩いていました。生きる上での指針が欲しかったし、なぜこんな人生なのかその理由が知りたかったからです。
この当時、私が気になっていたのはデータの集積結果である占い(西洋占星術、四柱推命など)よりも、個人のスーパーパワー(サイキック能力)でした。
スピリチュアル・リーディングだとか、霊視だとか、あるいはアカシック・レーコードのリーディングなどがそれです。
そう言った人たちに多分、6人ほど会ったと思います。
中でも印象深かったのは、
占い師「あなたはかつて、ロシアでバレリーナだった過去世があります」
私 (その情報が役に立つ日が来るのだろうか?)
・・・体は硬いし、バレエに興味を持ったことがない。痩せ型体系で、首が長めのシルエットだから適当なことを言ったんじゃない?
占い師「あなたはメキシコが合っています。メキシコに行ってみてください」
私 (危険地帯なのに行ったほうがいいってちゃんとわかってて言ってる? それよりも「縁があるから調べてみたら?」とか、「前世がメキシコ人で、こういうことがあったからメキシコのハーブが合ってるはず」とか具体的にわかることを言ってくれたら信じますけど?)
占い師「あなたはもうすぐ、今の仕事で何か賞のようなものをもらいますよ」
(何ももらいませんでしたよ)
まあこんな具合で、圧倒的に空振りが多かったのです。
でも、中には実際にそれが自分には合っていたと結果的にOKだったこともあって。
「あなたはニッチよりも、マスを相手にした仕事が合っている」
(じゃあ、今の仕事は間違ってないってことか。確かに結果は出せた)
「あなたは短距離走者だから、ひらめきはすぐにアウトプットした方がいい」
(企画書を時間をかけて練りすぎるのは良くないってことね)
などなど。
そんな中で、自分の生き方を考えさせられたことがありました。
それはーーー恋について。
「あなたは今回の人生で、恋をすることが課題です。
過去世では宗教的禁欲生活を、何度も何度も繰り返してきたので、
今のあなた恋愛がわかっていません。
そしてあなたは、本当の恋をしたことがない」
・・・・・・いやいや。恋、してきましたけど。
多くはなかったけど、それなりに経験しましたし。
と言うより、今はもう恋よりももっと広範な愛について知りたいんです。
とはいえ一応考えてみると、
小学生の時も中学生の時も好きな子はいたし(片思いで終わったけども)、
高校時代は引きこもっていたので恋とか無縁だったけども、
大学生でお付き合いした人はいたし、
その後も何人かとお付き合いして、
結婚もした。
とはいえ、あれこそ本当の恋だと言い切れるものはないかもしれない。
全体的に薄味な感じ。
でも問題ある?
相手に全身全霊で尽くしてしまうとか、
何もかも振り捨てて相手の元に走ってしまうとか、
そんなことは一度もなかった。
まずは自分の生活があり、恋は二の次。
そんな冷静な恋だったけど、後悔はしてないし、何か問題ある?
アカシックレコードを読んでもらった時にそう聞いてみた。
「本当の恋をしたことがないからって、何か問題あるんですか?
家族を愛し、子供に愛を注ぎ、世界平和を愛している。個人の恋なんて本物でもそうでなくっても問題ないのでは?」
すると、その答えはこうでした。
「あなたの今回の人生の課題は『恋愛』なので、本当の恋をするまでは、恋に関する課題が降りかかり続けます」
・・・いや(繰り返すけど)もう恋って興味ないんだってば。
「どうして恋なんでしょうか。
家族を愛し、
平和を愛し、
地元を愛し、
鳥と魚と虫と獣を愛し、
地球という星を愛し生きていれば、恋なんて瑣末なことじゃありませんか?」
と問うと、アカシックレコードを読めるその人の答えは、
「あなたは、この世界に転生するたびに宗教の修行に明け暮れてきた。
僧侶、修道士、仙人修行など。だから、早起き、掃除、文や呪文的なものを暗記するとか、断食、瞑想などが得意でしょ?」
確かに。食べるよりは食べないほうが好きだし、早起きも長距離歩くことも苦にならない。何より中学生の時に坐禅を体験してすっかり坐禅にハマってしまい、出家したくなったっけ。
「あなたは修行の人生が多かったので、慈愛は実践できても、恋愛経験が浅い。そして圧倒的に男としての人生が多かったので、女として恋をする感覚がよくわかっていない」
じゃあ今まで私が恋だと思っていたアレは何だったの?
いや待って。私の恋が本物じゃなかったとしても、どうでもいいじゃないですか。恋を知らないからって、何か問題あるの?
「恋を知らなくても、平和を愛する心があれば問題ないんじゃない?」
そう問い返すと、アカシックレコードを読める人の答えはこうでした。
「魂は、経験をするためにこの世界に降りてきているので。
あなたの魂は、恋を知らないという点で欠けているのです。
その欠けを経験することで、完全に一歩近づく。
馬鹿馬鹿しいと思える経験も、
ささやかなことも、全ては通るべき道なんじゃないですか」
「興味がなくても?』
「それが課せられた障害だから」
これは実は、アカシックレコードの人だけじゃなく、シータヒーリングの人からも、西洋占星術の星読みの人からも、同じことを言われた。
「あなたの課題は恋だ」と。
3人からこの課題をクリアすることが今世のミッションだと言われても・・・本当に恋って苦手だ。できれば一人で生きていきたい。
一人でこの世界の仕組みについて調べていたい。
一人で座禅を組み、一人でお経や祝詞を判読したい。
瞑想だって一人でするものだし。
一人でしか修行はできない。
どうして二人でしかできない恋愛経験が重要なのかさっぱりわからない。
獣だって昆虫だって、恋愛なんてせずに子孫を残し、世界を豊かにしている。
そこが問題なんだろう。
他の生き物にはできない恋愛。それを人間として経験すること。
修行や瞑想や探究は一人でもできるけれど、二人じゃなくちゃできないことを経験すること。
そこにこそ、私の人生の鍵があるのだろう。
さっぱりわからない恋愛。興味のない恋愛。二人で生きていくなんてうんざりすることのほうが多そうだけど、そこからしか得られない何かがあるんだろう。
この先、恋をすることがあるんだろうか。
もしそうなったら、そこから何を学ぶべきかみっちり考えながら進むことにしょう。
人生って、苦手なことを克服していく冒険なのね・・・時にうんざりするけれど。
そんなことを思いつつも、楽しみに生きていきたいと思うのです。