
河井寛次郎記念館、15年ぶりに
こんにちは。
インテリアコーディネーターのKikoです。
昨日、今日、東京は空気が澄んでいて星空が綺麗でした。久しぶりに望遠鏡を引っ張り出してきて、寒空の中しばらくキラキラと輝く星を見ていました。
さて、先日から続いている京都訪問のお話。
ポール・ケアホルム展を目的に京都に行ったわけですが
予約の13時まで少し時間があったため
両足院の前にも立ち寄った場所があります。
東山区五条の地にある
「河井寛次郎記念館」
15年ぶり、もしくはもっと年月は経過しているかもしれませんが
今までにおそらく10回は行っているのではないかなと思います。
それだけ、大好きな場所でもあります。
ゆっくりと過ごし、時には椅子に腰掛けながら
通りすぎていく猫の姿を楽しむ。
そんな穏やかな時の流れを感じることができ
囲炉裏を中心に吹き抜けになっていることで
2階からの光が差し込み、あたたかみを感じる空間。
実際に生活していた場所だからこそ、当時の趣を直に感じられ
美しさだけでなく、どこか安らぎをも心に残る場所です。



河井寛次郎は、島根県に生まれ東京高等工業学校(現在の東工大)窯業科卒業後に、京都の陶磁器試験所にて研究を行っていたそうです。
今から約100年前、1920年から五条の地に居を構えて、登り窯も設け
結婚生活をスタートしたそうです。




通りに面した壁はほんの一部で、戸をくぐると広々とした2階建ての建物
中庭を抜けると登り窯があり、
先に記したような印象を受けます。
1度目の京都ではなかなか目に留まらない場所かもしれません。
でも、京都が好きになり
2度、3度と訪れる機会を得た方にはぜひおすすめしたい場所です。
東京駒場の日本民藝館が好きな方にもおすすめです。




インテリアでいうと、落ち着いた和風がお好みの方はもちろんのこと
ジャパンディの雰囲気が好きな方も
照明や光の取り入れ方、家具のバランスの参考になると思います。
今回訪れた際は、外国の方が何人もいらっしゃいました。
私も、次は何年先になるか分かりませんが
きっとまた訪ずれることでしょう。
そして変わらない建物、作品、空気感に安心感を覚えるのだろうと思います。