失言
きこちゃんです。
それは朝の出勤前の時間でした。
まぁちゃんが最近よくやるように甘えてきました。
きこちゃんはなでなで、ぎゅってしてあげました。
その時、まぁちゃんは聞いてきたのです。
「赤ちゃん返りっていけないのかなぁ
今度病院行ったときに聞いてみようかな」
きこちゃんは、赤ちゃんのころからのわだかまりを解消していくために赤ちゃんのころに戻ってそこからやり直すのは必要かもと思っているよ
だから構わないとは思うけど心配なら先生に聞いてみようね。
そのとき診察室に きこちゃんがいない方がよかったら言ってね。
診察室の外で待っているから。
「ううん、一緒で大丈夫。
というか、何言われたか覚えてないことが多いから、聞いていてほしい。」
そっか。わかったよ。
んじゃそうしようね。
それで話は終わりかと思ったんだけど・・・
今日はこれで終わりませんでした。
なんか気になっていたようで、小さいときのことを言い始めました。
お父さんがこうだった、お母さんがこう怒った。
私はこうだったのに・・・て感じで。
そうだね。
今は違うよ。
もう怒らないよ。
何度でも繰り返し言わないといけない言葉、かな。
それを繰り返していたんだけど、私も出勤前で時間が無くなってきた。
ついつい考えなしで言ってしまった。
覚えてないのが怖いくらい。
甘えるのは云々って何か言ってはいけないことを口走ったらしい。
その言葉にまぁちゃんが反応した。
「もう絶対甘えない もういい すぐに再就職するから 」
すごく険しい顔つきで 震える声で まぁちゃんはそう言い放った。
その後は、なだめようとしても完全拒否体制。
腕を突っ張って きこちゃんを寄せ付けようとしない。
今は無理?
「うん。受け付けない。」
そっか。
就業開始時間がせまってきた。
会社に遅れる電話をする。
とにかく今はそっとしておくしかないようだ。
行ってきます。
その日は一日中、まぁちゃんのことが気になった。
最悪は・・・ ということも想定して。
でも無事でいますように。
祈ってます。
仕事が終わって帰宅。
まぁちゃんは寝ているようだ。
あっちゃんが心配してそばにきてくれた。
こういう時は負のアンテナがすごく高いところに立っているから
負のアンテナがすっごく広い範囲を受信している状態だから 仕方ないよ。
体験者は語る。
その言葉に力を感じる。
ありがとう。
そうだね。
仕方ないんだね。
こちらはいつものように接していけばいいね。
あっちゃん、なでなでしてくれた。
優しいなぁ。うれしいなぁ。
まぁちゃんが起きてきた。
リビングでガサゴソしている。
なんか食べてる。
よかった。食欲はあるのかな。
しばらくしたら まぁちゃん、きこちゃんのそばにきた。
小さな声で蚊の鳴くような声で
「今朝はごめんなさい」
ううん、きこちゃんが悪かったんだからいいんだよ。
大丈夫だよ。
まぁちゃんの顔つき、戻っていた。
良かった〜。
回復力が先月と比べて少しついてきているみたい。
お薬が作用しているからかもしれない。
それでも回復していく可能性があるのならあきらめずにこれからも見守っていきたい。
きこちゃん、ふぁいと!
* 2013年6月3日 記載