なぜ、自分らしくいられないのか?
前回のブログの最後に書いたこと、組織のトップである自分が、「自分らしくいられないこと」について書こうと思います
ガーデン動物病院という組織は開業から9年間で急速に成長し、規模も大きくなりました
最初の4〜5年はトップの自分が一番診療数もオペ数も多い獣医師でした もちろん、経営者の仕事もマネジメントも僕の仕事でした
野球で例えると、エースで四番バッター、監督、球団のオーナーを全てこなしているような状態でした
今は診療業務を減らしました
監督と球団オーナーの仕事はそれ以前よりもしっかりやっていますが、選手としてはレフトで八番バッターのようなものです
エースで四番の選手の言うことならば、多少の無茶ならみんな聞いてくれます カリスマ性によるマネジメントができるからです
でも、レフトで八番の選手だとそうはいきません
ここ3〜4年、マネジメントに悩み苦しんでいる原因はそこにあると思っていました
それも原因の一つだと思いますが、他にも原因がたくさんありそうな気がしていました
昨年実施したスタッフアンケートによるフィードバックによって、その他の原因のいくつかは理解できました
例えば、文字による一方的なメッセージによって、僕が伝えたいことがうまく伝わっていなかったということ
でも、これも問題の核心部分ではなさそうな気がしていました
そんな中、先月の岡山でのコーチング研修で、多くの仲間たちからアドバイスをいただきました
「チーム内で本音が言えない自分」「自分らしくいられない自分」 に気がつきました
そういう自分が発するノンバーバルなメッセージが、スタッフに悪影響を及ぼしているのかもしれません
そして、先日、マイコーチとのセッションで、「なぜ、自分らしくいられないか?」を掘り下げてみました
そして、わかったことがあります
「自分が属し、大切に思っているコミュニティのことを、大切にしてくれない(と自分が感じる)人に対して、本当の自分を見せたくない」という自分がいることに気づきました
多かれ少なかれ、みんなそうだと思いますが、僕はその傾向がとても強そうです
また一つ、自分が知らなかった自分を見つけることができました
では、なぜそのコミュニティを大切にしていないように見える(僕の思い込みかもしれないけど)人がいるのか?
それは、「その人たちは、僕に大切にされていないと思っているから」と推測しました
たぶん、その推測は当たっていて、問題の核心部分はそこだと思います
僕の関わり方に問題があったのです
やっぱり、問題の核心は自分でした、、、
「大切にされている」と感じるポイントは人それぞれだと思います
そのポイントが簡単に分かればいいのですが、なかなか難しそうです
共通して言えることは、僕が本当の自分を見せる、本音を語るということが、相手が大切にされていると感じることだと思います
それと同時に、言いたくないことから逃げている自分にも気がつきました
僕は口下手で、人前で話すことが苦手です
ミーティングやプレゼンも苦手です
なので、ついつい文字で伝えようとしがちです
文章を書くのは好きですが、一方的なメッセージの伝え方なので、どうしてもミスコミュニケーションが起こります
なので、面談 または 少人数ミーティングを頻繁に行い、スタッフとの対話を増やそうと思います
3人くらいまでなら僕でも話せると思います
口下手なりに、丁寧に根気よく伝えようと思います
特に僕の思い、病院やチームに対する思いについて、本音で伝え続けたいと思います
それと、気になったこと、引っかかったことはすぐに聞いてみようと思います
それに気づかせてくれたのは、僕と同様、マネジメントに真剣に向き合う院長仲間です
これから約1ヶ月間、スタッフ面談を行います
☆スタッフの承認ポイントを探す
☆本音の思いを伝える
これを目標に頑張ります!!
人材マネジメントとは?
「仕組み」と「人との関わり」の二つの要素があり、それぞれがバランスよく、そしてうまくかみ合わないといけない
先月の岡山で、そういうアドバイスをもらいました
僕は「仕組み」に走る傾向にあります
どんな立派な「仕組み」を導入しても、結局「人との関わり」の問題から派生した壁にいつもぶち当たってきたように思います
また、結果の報告をしますので、お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?