日本の歴史ある価値観を壊す『選択的夫婦別姓制度』
蝉の鳴き声がいつの間にか消え、鈴虫の鳴き声が響き始めている。
四季の移り変わりを感じる度に、日本が好きになる。
まだまだ日中は残暑のような日差しが照り付けるも、秋風が体感温度を下げている今日この頃。
日本では自民党総裁選が世間を賑わせている。
私は自民党支持者ではないし、自民党総裁選よりも、支持政党の向かう先の方が気になって仕方ないのだが、我が国の首相を決める総裁選とあっては、黙ってはいられない。
ここに、小さきばばあの想いを記録する。
敢えて言うとすれば、
この候補者の中で選ぶとなれば、保守派である高市氏、青山氏が総裁に相応しいと思う。
あくまでも敢えて言うとすればだ。
私は日本保守党から首相が誕生することを、まず第一に願っているからだ。
ここでは、先日出馬表明会見をおこなった、小泉進次郎氏について、考えを述べたい。
この出馬会見には賛否両論あり、小泉氏の話し方や見た目に心奪われた有権者もいただろう。
その反面、"構文"回避のためか、記者は座席指定、質問は事前受付という、首相としての資質に欠けるのではないかという批判的な意見も散見された。
私の考えも、後者である。
小泉氏が『三つの改革』として実現に取り組むとしたのは、①政治改革②聖域なき規制改革③人生の選択肢の拡大 である。
指摘したいことは多々あるが、③に注目する。
③人生の選択肢の拡大では、選択的夫婦別姓の導入、"年収の壁"の撤廃、労働時間規制の見直しなどに取り組む考えを示した。
「もう議論ではなく決着をつける時」だとして、選択的夫婦別姓を認める法案を1年以内に提出すると。
その理由とそれに対する反論を、島田洋一先生がポストしている。
その通りだ。
改姓してからも社会的に、元の名前で活躍できる。学術論文に関してもだ。
私自身も、国家資格に旧姓を併記することにより、どちらの名前でも働くことができる。
小泉氏は、会見で嘘をついたのだ。
小泉氏が語った内容は、経団連の資料そのまま。
現状として、
銀行口座は、都市銀行の8割が旧姓使用可。
信用金庫も6割が旧姓使用可。
これは、金融庁からの通知が出ていて、少しずつ改善され、いずれ10割になる見込みがある。
不動産登記も、今年4月から通称使用可能となっている。
『選択的夫婦別姓』の本当の目的は何か。
"それは、日本の戸籍制度を壊すところにあるのではないか。"
保守系の論客が、その先のグローバリストたちの本当の目的を危惧している。ルーツを消したい者たちは、戸籍制度など消滅させたいだろう。
日本の戸籍制度は世界に稀に見る、簡単で確実な出生証明のシステムである。
外国では、出生証明はあるものの、戸籍制度のような血縁を証明できるものは存在しない。
日本特有の戸籍制度は明治時代に整備された。
いつどこで生まれたか、あるいは、家族関係が一目でわかるようになっている素晴らしい制度なのである。
もし夫婦が別の姓を選択した場合、その子供たちはどちらかの姓を選ばなければならなくなる。その結果、夫婦、親子、兄弟の姓が異なっていき、家族を繋ぐ「姓」の根幹が崩れていく。
日本の家族制度、更には家族の絆が崩れかねない。
生まれ来る子供たちの両親の姓が違う。そして、どちらかの姓を名付けられる。
兄弟の姓が違う。
そんな日本になって良いのだろうか。
日本の歴史が2600年以上続き、今日があるのは、日本精神の要の一つである、夫婦一体、親子一体の精神を元に、整然とした集団生活が自然発生的に生まれ、最も合理的な社会組織が育まれてきたからだと言っても過言ではない。
その歴史を経て、家族との繋がりが形になったものが、戸籍制度なのである。
私たち日本人は、この国の誇り高く、歴史ある価値観を再認識し、間違いのない判断をしなければならないと感じている。
それこそ、この国の国体を失い兼ねない危険な方向性を、小泉氏は「1年以内に法案を!」息巻いているのだ。
彼が誰の言いなりになっているのか、言わずもがな。
『善意の愚者』に権力を与えると、恐ろしいことになる。
かつて、彼の父親、小泉純一郎氏は、2000年以上の歴史を誇る皇統を破壊する一歩手前まで突っ走った。
それを止めたのは、悠仁親王殿下の御誕生であった。
それこそあの時は、我が国の国体を守る、神の風が吹いたのだ。
親子揃って、歴史観がなく、思考が浅はかであると言わざるを得ない。
ここで、ひとつの失われた神社を記録しておく。
神奈川県三浦市にある「楫の三郎山神社」(天元5年楫)
源頼朝の敬神の念が厚かった神社。
頼朝お手植えの御神木や、龍神様の形をした御神木等があり、県内外から多くの人が訪れる神社だった。
日本の精神や信仰の場所が、なんと、地元民も知らないうちに買収され、取り壊されリゾート地になるという。
楫の三郎山神社由来
平安時代、清和天皇のころに皇位継承争いに巻き込まれ、無実の罪によって筑紫国(現在の福岡県あたり)へと左遷されていった藤原資盈が、暴風によって三浦半島に流れ着いて住み着き、三浦三崎一帯の長に推戴されました。
藤原資盈は 周囲の海賊を平定し、よく徳政を敷いたことから里人たちから崇敬されるあまり、没後には祠を建てて祀られます。その祠が現在の海南神社の起りであるとされています。
この藤原資盈が三崎へ流れ着いたとき、船の舵(かじ)をとっていたのが楫の三郎その人であり、このとき、藤原資盈に「我が棲むべき地があるか?」と問われたので、持っていた舵で占ったところ、ここに舵が落ちたので、その地を鎮座の地と決めたのだという言い伝えがあります。
中国資本に土地を買収され、今年の夏には、神社のある山が削られ、祠や鳥居は海中に遺棄されたという。
外国資本による土地買収も大きな問題だ。しかもこの神聖な土地を。
先人への敬意を投げ捨て、金に目が眩んだ愚か者たちよ。
末代まで祟られよ。
そして、ここは小泉氏の選挙区。
国体を壊す政策を推進しようとする小泉氏は、このように地元で日本の歴史が消されていることも、何とも思えないのか。
国体が崩壊すれば、自らの子孫も苦しむことになることにも、気付けないのか。
この国を守るため、
日本に生まれた子供たちの未来を守るため、
この国の国体を崩壊へ向かわせる政治家を、首相にしてはならない。
支持政党は違えども、私はここで、
自民党員の皆様の良識を信じたい。
日本の崩壊を望むのは誰か。
国民を苦しめているのは誰か。
私たちはその闇と、戦わなければならない。
国民ひとりひとりの力で。
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