五年ぶりにチケットを買ってワンマンライブに行ったお話
15年追いかけたバンドの推しを辞めた時、もうチケットを買ってライブに行くことは無いと思っていた。
札幌長栄ビルのcafebarISSOというところに、女性シンガーソングライターのいむいぱぴ子さんのライブに行ってきました。
彼女との出会いは某ザンギが美味しい人気カラオケ屋さん、のラジオと学園祭のライブ(既にカラオケ屋さんの情報が過多です)
お話しするお声と歌声、歌詞の世界観に惹かれ「一回ワンマン行ってみたい!」と思ったのでした。
まずライブ自体が5年ぶりでした。昔は飛行機に乗って追いかけていた音楽がありましたがそのお話は割愛させて頂きます。
すすきのに早めについて、時間つぶしに馴染のお店を考えるも日曜の為休業&休業、さらに近くのカフェも貸し切り営業でしたので早めに会場に入らせて頂きました。
ゆりこ りょうさんの雰囲気の合った美しい写真とお洒落なディスプレイ、美味しいドリンク(私はノンアルです)をゆっくり楽しませて頂きました。ぱぴ子さんともご挨拶できてよかった!
ほぼ最初に着きましたが、初ライブの私は最前を遠慮させて頂きました。ずっと見守っていた人が近い席の方がいいよな、と思ったのでなんとなく。
静かな空気の中始まるアコースティックライブ。
久しぶりのワンマンライブというものに、いむいぱぴ子さんの歌声に心がびりびりとしました。ちょっとうまい言葉が見つからないんだけど、良質な物語を見た時に感じるびりびりとした感じ。
正直に言うと私は語りが入ってる歌が得意ではなかったのです。
でもぱぴ子さんの歌の語り部分(音楽用語がわからない。歌ってるとこじゃなくて話している部分)はもっと聞いていたい、もっと続けてほしいと思う。不思議です。
20代の頃、ワンルームのロフトで一人で絵を描いていたころを思い出しました。
恋愛も仕事も人間関係もうまくいかなくて絵も上手になれなくて、大好きだった音楽を聴きながらあれでもないこれでもないと小さな絵をいくつも描いて捨てていました。
いろんなことが大好きだったのに、いろんなことが嫌いになった。
たくさん失敗して嫌いになって嫌われていろんなところを右往左往して、でも絵だけは捨てなかったな。
一曲一曲じっくり聞かせて頂いて、いむいぱぴ子さんの強さ、弱さ、普通さを教えてもらっている気持ちになりました。
とても実りある時間を過ごさせて頂きました。
私の野暮な感想より聞いてください。
リンクはらせて頂きました!
しばらくライブはおやすみとのことですが、復活の際にはまた足を運びたいしそれまでの制作活動も楽しみです。
ここだけでちょっと言うと私も頑張って技術を上げていつか何かで一緒させて頂きたいです、恐れ多いんですが。
生の音楽にもっと触れたくなりました。
もう二度とないと思っていた。なんだかんだ傷ついて生身の人間の音楽を熱心に聞かなくなっていたけど。思い出した。
あのころは毎日音楽を聴いて、歌詞を読み返して、支えられていた。
愛していたんだった。