ファシリテーター日記⑴_無理に盛り上げない
NPO法人PAVLICでのお仕事。
7:30に学校入り、9:00前に始業。
都内の中高一貫校の中学1年生むけに、1校時50分ずつ、クラス開きを目的としたワークショップを全クラスに実施する。
新学年が始まって早々にわたしたちに授業時間を預けてくださることがありがたく、気が引きしまる思い。
クラス開きのワークショップ。入学したてで緊張したり期待と不安のさなかでテンションが上にも下にもカンスト状態の生徒もいるかもしれない。そんな中でどんな人がいてくれたら嬉しいかを軸に今日のファシリテーション、居方を以下のようにさだめることにした。
「無理に盛り上げようとしない」
クラス開きで、中学1年生。コミュニケーションをとるためのシアターゲームをやるとなれば自然と盛り上がるだろうし、万一盛り上がらなかったからといって楽しんでいないわけではないかもしれない。さらに盛り上がらなくてもそこに気付きはある。
活気があるのはいい。だから盛り上げたくなる。しかしヒトはそこまで単純ではない。生徒が自分たちで盛り上がるのではなく大人に盛り上げてもらいたがっているだろうかというと必ずしもそうではないのではないか。
盛り上げないかわりににこやかに居て、隣にいる生徒の名前をたくさん呼び、ちょっとしたコミュニケーションをたくさんとることにした。
疲れてくると盛り上げたくなるが(そのことにも今日気づいた)そこをグッと抑えた。
不思議なもので、盛り上げないようにすると身体の力がぬけ、生徒ひとりひとりの顔と教室がよく見えた。
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