Phasmophobiaのファントムについて考察と調査体感
ホラーゲームPhasmophobiaをアマチュア難易度
民家中心にソロ調査をしている、通りすがりの
オカルト好きが勝手に考察していきます。
※さて記事を書こうと準備した直後に
大規模アップデートが来て少し焦りました。
ゴーストの大規模変更がなくて一安心です。
ゴースト:ファントムについて
現在のパッチ0.6.0.1においてレイスの証拠は
【スピリットボックス】【指紋】
【D.O.T.S.プロジェクター】となっています。
特徴はゴーストの姿を【直視】すると
(心臓のドキドキ音が聞こえてる状態)
他のゴーストに比べて
【正気度が一気に下がる】こと。
そして【写真を撮ると姿を消す】ことです。
現在の仕様になってからは少し難しいのですが
ゴーストが姿を現す→直視して心臓の音確認
→ゴーストの写真を撮影して心臓の音が残ってる
→だがゴーストの姿が視認できなくなる
が、確認出来れば即ファントム確定になります。
現在の最近の仕様だとハント以外の時の
ゴーストの姿が視認しにくくなってるので
少し難しいかもしれません。
ファントムってなんなの?
ゲーム内の解説文によると
『生き物に取り憑く能力を持つゴースト。
ウィジャ盤を介して召喚されるケースなどが
あり、恐慌状態を引き起こす。』
とあります。
ウィジャ盤、と言われると「?」となる
方も多いかと思いますが日本だと
「コックリさん」など呼ばれる
『交霊術』の一種です。
自身の未来を聞いたり、商いの良し悪しを
尋ねたり、探し物がどこにあるか教えてもらう
というもので、特に19世紀西洋の上流階級で
流行ったりもしています。
呼び出した「なにか」はしっかりと
「帰って」もらわないと交霊術に
参加したものに災いをもたらす、
取りつかれて不幸になったり死に至る
などと随分と脅されるものです。
日本の「コックリさん」に
限って話を掘り下げていきますと
「エンジェルさん」「守護霊様」と
さも善良な霊を呼び寄せてるような
呼び方もあります。
幽霊が本当にいる、いないの話題は
ちょっと棚上げさせて頂き
「コックリさんでなにかが呼ばれ
答えている」と考えた時に
ほぼ高確率で「その辺の浮遊霊」
「いたずら目的の雑霊」だと思われます。
根拠としては単純で
神道・仏教共に「善い者」への
お伺いを立てる作法・祝詞(呪文)は
どれもかなり複雑であり、
西洋の悪魔と呼ばれる者も
それ相当の準備が必要とあります。
紙とコイン、「その程度」で
呼ばれるとしたらきっと
「その程度」の霊……という考えです。
なお筆者の実母が子供の頃に
「守護霊様」をやったら
生まれずに流産したらしい
「母の兄弟」が出てきたそうで
母の実姉の結婚年月を当てた……
という、不可思議な実話があります。
……不可思議ですね?
ちょっと長くなりましたが
ゲームの説明文から推測するに
ファントムはウィジャ盤で呼ばれた
その辺の浮遊霊……というのが
解釈的に一番合いそうです。
「ファントム」という名の雑談
雑談が長くなりそうなので、
段落を分けてちょっと続きを書きます。
さて「ファントム」と聞いて
演劇に詳しい方、もしくは
近年「推理漫画の犯人を主役にした漫画」を
ご存知の方は
「オペラ座の怪人」に出てくる
「怪人=ファントム」を思い出す方が
いらっしゃると思います。
実際ゲーム中のゴーストも、調査員を脅したり
物に干渉したり、ブレーカーを落としに行ったりと
「やることが・・!やることが多い・・!!」
と必死の形相で走り回ってるのかもしれません。
ファントム、という語源としては
西欧における「亡霊・幽霊」を指す言葉で
「ファンタズム(phantasm)/幻影・幻想」
に近い扱われ方をします。
つまりふっと現れ、いつの間にか消える
どちらかといえば無害なゴースト……
という分類のようです。
劇場と、幻のように姿を見せるだけの
ゴースト。
実はロンドンに有名なゴーストが居ます。
それが
『ドルーリー・レーン劇場に出る
灰色の服の男』です。
面白いのが、このゴーストがリハーサル中に
目撃されると「その公演が大成功する」と
いうジンクスがあったようなのです。
日本でいう「座敷童」のような
扱いですね。
灰色の服の男の目撃が1840年代、
小説の「オペラ座の怪人」の発表が
1909年なので灰色の服の男の方が
先輩?になるようです。
ゲーム中で、写真を撮ると消えるのは
幻のように立ち消えるファントムの
名に則した演出なのかもしれません。
また、アメリカ海軍のジェット戦闘機の
愛称でも「ファントム」があり
同じ会社の別の戦闘機の愛称で
「バンシー」「デーモン」も
存在していたようです。
調査方法
比較集めやすい
【スピリットボックス】【指紋】
の証拠を持つのは「ファントム」以外に
「ポルターガイスト」と「ミミック」が
該当します。
序盤、先に【指紋】が見つかった場合
一番凶悪な「デーモン」か判断するために
早めに【ゴーストライティング】を設置します。
ここで本への書き込みを待ちつつ
【スピリットボックス】に反応が
あれば、候補から「デーモン」を外せます。
【スピリットボックス】【指紋】の証拠が
揃ってる上で、
【ゴーストライティング】の証拠が出れば
「ファントム」ではなく「ポルターガイスト」が
確定となります。
また【D.O.T.S.プロジェクター】を持ち込む前に
【ビデオカメラ】をゴーストルームに持ち込む
はずなので、これで【ゴーストオーブ】が
見つかれば「ミミック(の追加特徴)」確定に。
【ゴーストライティング】【ゴーストオーブ】
両方確認出来なければ「ファントム」を確定
させるために【D.O.T.S.プロジェクター】を
確認しましょう。
【D.O.T.S.プロジェクター】は稀にですが
【ビデオカメラ】の角度が悪かったりすると
なかなか映りこんでくれないので、
カメラ角度の直しにゴーストルームまで
往復するのが正気度的に危険な場合は
上記消去法を使います。
ファントムの体感
昔はハントの時のみ電気類がチカチカ
したので、姿見せだけかどうか
判断がしやすかったのと、
黒い影or実体の姿の2パターンが
どちらかハッキリ視認できたので、写真撮影に
よる高速ファントムチェックが可能でした。
筆者も昔の仕様の頃に
玄関開けてすぐゴーストの姿見せ
→写真撮影でファントム確定→帰還
を行い1分ちょっとで調査が終わった事があります。
現在のパッチ仕様ではとっさに
ハントか判断に悩むことと
姿を見せてもぼんやり透けてる?パターンも
追加?されてしまったため、
写真撮影だけでの判断は難しくなりました。
アマチュアの場合は調査中、暗闇などの
正気度の低下値が少ないので
ゴーストの姿を長く【直視】した後に
がっつり正気度が下がっていたら
ファントムかな?と調査道具の優先度を
入れ替える感じです。
呪いのアイテム【魔法陣】による
強制召喚からの写真撮影チェックも
その後、必ずハントが発生するので
おすすめ出来るものではありません。
また、噂レベルではありますが
呪いのアイテム【ウィジャ盤】を
ゴーストルームから離れた位置で使用しても
すぐそばにワープしてきてハントされた、
というものもあります。
玄関に【ウィジャ盤】を置いて、
頭だけ突っ込んで遊ぶ方法が
出来なくなってしまったので
どれくらいワープしてくるかは
現状を筆者は把握しておりません。
ゴーストが「ファントム」だった時に
【ウィジャ盤】で遊ぶ時は十分に
お気をつけください。
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※著者は難聴気味である事と主観視点の
ゲームで画面酔いする事から
アマチュア難易度+民家のみで
まったり調査しております。
※Phasmophobia歴は約1年
レベルは現在880程度です。
※ネットのない時代にTRPGで
ホラーゲームのシナリオを書く為
様々なオカルト本を読み漁り
現在に至ります。
※ホラゲは笑いながら突っ込んで行く
タイプです。
==========
<参考文献>他
「ゴーストと出会う夜」 発行:㈱新紀元者
著者:大原 広行 ISBN-10 : 4775301926
ISBN-13 : 978-4775301920
「西洋魔物図鑑」 発行:㈱翔泳社
著者:江口 之隆 ISBN-10 : 4881354183
ISBN-13 : 978-4881354186
「√3=(ひとなみにおごれやおなご)(1)」
発行:㈱ホビージャパン 著者:みなぎ 得一
ISBN-10 : 4798605433
ISBN-13 : 978-4798605432
「黒博物館 ゴースト アンド レディ 上」
発行:㈱講談社 著者:藤田 和日郎
ISBN-10 : 4063884775
ISBN-13 : 978-4063884777
「金田一少年の事件簿外伝
犯人たちの事件簿(1)」
発行:㈱講談社 漫画:船津 紳平
ISBN-10 : 4065104327
ISBN-13 : 978-4065104323