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発達クリニックの門をたたく※加筆

3歳児検診の時に言われた面談は、予定通り2か月に1回通っていました。
このようにすぐに本を読んだりしてテレビオフ生活を実行したりで落ち着いてきたのもあり、

面談でも私の膝に座れたりと、「あれ?だいぶ落ち着いてますね」なんて言われつつ1年間通いました。

しかし、保健センターに1年通ったところで、んじゃ一体うちの子は何かしら病名があるのか?病名があるのならそれにあった指導や生活を行わないとダメなのでは?と焦りを感じていました。
何かしら生きづらさを抱えた状態を、少しでもプラスになるようなアプローチは無いのか?
私の手探りでのアプローチではなく専門的な指導をして欲しい。プロの方の意見が欲しいと、渇望していました。

息子の事を理解したいという思いがとにかく強かった。

1年通ってゴールが見えず、その旨を伝えると、
「それじゃあ発達クリニック紹介しますね」って。

最初から教えてくれや!


そしてようやくちゃんとした医療機関にかかることに。
WISC検査など一通り検査などをして、いよいよ診断名が分かるとドキドキ。


「自閉症スペクトラムですね、特定不能の広汎性発達障害です。」


なにそれ??
スペクトラム?特定不能??
IQの数値が極端に凸凹らしい。

診断名は出たけど結局なんだかよく分からない。
就学前療育に通う事になりました。


↓↓↓2025.1.14加筆↓↓↓


紹介されたクリニックが、未就学児専門のクリニックで、ここの先生が児童精神科医として有名な先生だと、あとで知りました。

遂に子虎の為に出来る第一歩がスタートしたと安堵と期待でいっぱいです。

あと1年で小学生へと就学しなければならず、その為にも学校生活を少しでもスムーズに送れるよう、ここに辿り着けて良かったと思いました。

療育は小集団で行う事になりました。
子虎を含めて3人の同じ年齢の男の子。
知育のような問題を解いたり、椅子に座って話しを聞いたりと、少人数の授業のような形で行われました。

結果を言えば、これが全く上手く出来ず早々にダメの烙印を押される事になりました。

他の2人が椅子に座って参加している横で、全くやる気の無い子虎は床に寝そべったり、別の場所で玩具を出して遊んだり。
小集団療育は無理だと判断され、療育の先生と完全マンツーマンを行う事に。

流石に少し凹みました。

やはり小学校で授業に参加するのは無理なのかな?
専門医が匙を投げる程、うちの息子はダメなのだろうか?

結局解決の糸口も見つからないまま、このクリニックは未就学児しか通えないという事で終わりを迎える事になります。

この先どうすれば良いの?

しかし、確実に子虎は成長していると私は感じている。繰り返し繰り返し、毎日毎日、子虎としっかり顔を合わせて向き合う。
トラブルがあった時はそのままにせず、紙に書いたり人形を使って、状況を把握して更に解決方法を探って子虎に言い聞かせる。
何度も何度も毎日繰り返す。

アウトプットが苦手なので、子虎の小さな体の中には吐き出せないモヤモヤが今にも爆発しそうに見えました。
何かイライラ落ち着かない時は、部屋の中を永遠行ったり来たりウロウロ歩き回る。
少しでもそれを吐き出してあげたくて、膝の上に座らせて胸をさすりながらモヤモヤ飛んでけ〜と祈ったり、先に書いた通り紙に書いたり人形を使ってモヤモヤを言語化するよう努めました。

絶対諦めないと決めていました。

きっと何かしら問題を抱えた子を持つ親御さんも、日々一喜一憂しながら、この長いトンネルから抜けられる日が来るんだろうか?なんて考えた事があるかとおもいます。

絶対諦めない。

困っているのは私じゃない、息子自身だ。

モヤモヤを明日に持ち越さない。

その日のうちにリセットさせる。

毎日子虎の微妙な変化も見過ごさないように。少しでも上手く出来たら沢山褒めて、小さな成功体験を拾いそれを言葉にして「こんな事が出来たね!」と一緒に喜ぶ事を積み重ねました。

手のひらに喜びを乗せてまるでそれが形として見えるように。

手先が不器用。

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