【料理記録】いかめし
私の父は仕事が休みの日は釣りに出かけることが多い。
行き先は専ら渓流で、釣る対象は鱒(トラウト)が多く、キャッチアンドリリースをするため、その釣果が食卓に並ぶことはほぼない。
しかしごく稀に渓流じゃないところに、夜中から出かけた場合に食卓にやってくるヤツがある。
イカである。イカ以下の何者でもない。
釣り上げられたイカは醤油に漬けられる。
沖漬けというやつである。
仕事帰りにイカを取りに来いとLINEがある。
調理済みのイカを頂きたかったのだが、なんと姿そのまま。
私「イカさばける?」
妻「絶対無理」
別に絶対無理ってことも無いと思うのだが。
YouTubeでさばき方の動画を見ながら、イカ調理に挑戦。やればできる。えいえいおー。
胴を外し、胴の中から内臓をスミ袋をつぶさないように掻き出す。
スミ袋はイカ墨パスタとかに使えそうな気もするが、何か怖いので断念。
イカは煮物か炒め物くらいしか思いつかなかったが、ふと「いかめし」が脳裏をよぎった。
イオンの駅弁祭りのときに、1200円くらいのカニのほぐし身弁当の横に陳列されているアレである。
もち米はイオンで買って、醤油とみりんで2時間ほど吸水させておいた。
スプーンで、イカの胴にもち米を詰め、爪楊枝で縫うようにとじる。
パンパンに詰めると、煮ている最中に爆ぜるらしいので7分目くらいの容量にするよう気をつけた。米は膨らむし、イカは縮むので、爆ぜるのは当たり前か。
アルミホイルで落とし蓋をして30分ほど煮る。
鍋からタッパーに煮汁ごと移し、粗熱をとる。
思ったより小さくなってしまった。
輪切りにして、断面が見れるように盛り付けます。1人二杯分ずつあります。
美味しかったけど、作る手間を考えたら駅弁のいかめしを買った方がいいな…