他人の試読様子を実況してみた
3月13日(土)
早朝から執筆を続けて【完】まで書き終えた。初めてのホラー作品。「これは…ホラーなのか?」「呪いの設定、甘くないか?」「てか面白いのか?」
突っ込み所を挙げたらキリがない。キリがないからとりあえず誰かに読んでもらおうと、信頼できる人にお願いした。読んでもらっている間は実にドキドキする。もういっそ心の中で実況してしまいましたよ(´・ω・`)
こんな感じで…⤵︎
さー、ばきお。脚本歴6年のベテランであります。今日はフジテレビ主催のヤングシナリオ大賞に応募すべく、自分の作品を第三者に読ませようとやって参りました。いわゆる「ブラッシュアップ」で作品の更なる質向上を図る作戦のようであります。ジャンルは…? 出ました「ホラー」であります。ホラーといえば、いかに既成概念をぶち壊し、未知と奇怪さを組み合わせて観客を引き込むかがカギとなります。実に独創性と構成力、発想力を必要とする難関といえる分野でしょう。
さあ!今、パソコン画面を試験官に譲り、いざ運命の試読スタートであります。
一瞬の静寂。試験官が2本の指でタッチパネルをなぞっていきます。指がグイングインとスイングしております。緊張感漂う室内。2人だけの息づかいだけがこの世の全てであります。反応はどうだ…?
「ふふ」
おーっと!
ここでまさかの微笑みだ!どんなに寒いギャグでもその場を取り繕うのに万能性を発揮する「苦笑」がまさか序盤での登場であります!つり上がる口角を隠すように、握り拳を唇にあてて表情を直している!いったいどこだ!?どこで笑ったんだ!?笑う要素はないはずなんです、何故ならそれはホラー作品だからだぁ!!!
…10分後
「面白かったよ」「ホラーだよ」
どうやらお世辞ではなく感想を言ってくれた。
万人を楽しませるのなら、まずは目の前の1人を楽しませろ
敬愛する先生が仰っていた。
世間の評価を受けられるかはわからない。しかし目の前の本心から来る感想だけで、とりあえず僕の作家生命は保たれ続けるのだ꒰ ´͈ω`͈꒱
でも…
「主人公の悲鳴がいいね『ぎゃああああああ!!!!!』ってとこ。ふふ」
そこが最大の魅力ポイントなら、それはそれでヤバいのだー(´;Д;`)