20年12月18日(金)「タコ糸」
毎週金曜日には定例ミーティングがあるのだが、これがまた下っ端の僕にとっては試練なのだ。マスコミ関係の会社に勤めている僕は動画チャンネルの企画を考えねばならずいつもそのネタ探しにアンテナを張っている。
かれこれ半年近く経つのだが、ここまでで感じたことは組織というのは同じ空を見上げているにもかかわらず、その巨大さ故に部署ごとの煩雑な関係処理が壁になる。いやしくも大人の集団だからこそ互いの尊厳やら都合やらが、タコ糸が絡むように玉コロになって身動きできなくなるのだ。中間管理職の先輩は上からのプレッシャーに頬がこけている。
今日は、会社のオフィスにタコ糸が所かしこに張り巡らされている錯覚を見た気がした。みんな普段は器用にその糸をまたぎ、避けて、時には別糸に結び付けるなどして、躓かないように働いているのだ…。もちろん僕もね。
だがしかし、時には蜘蛛の巣のように張られたタコ糸が自分に迫ったとき避けきれない。ここでサイコロステーキのように切り裂かれるのか、糸を焼き切るくらいの熱を出すのか…。やだな…。゚(゚´Д`゚)゚。
でも考え方次第だ。自営業の人ほど、こういった勝負の場が頻発しそう。その場さえ与えられないのはむしろ成長ストップの証とも言える…そう思うことにした。
でもタコ糸って凧上げの時に使うんだよ。みんなで同じ空を飛ぶための道具なんだよ。一度、みんなで取り扱い説明書読み直そうぜ。