UT×YOASOBI 配信Live ~たしかにそこにある音楽を聴いた~
はじめに
7月4日18時。YOASOBI・コンポーザーのAyaseさんのYouTubeチャンネルを開いて待機していました。(ちょっと高いイヤホンを付けながら♪)
この日は、UNIQLOが手掛けるUTとYOASOBIのコラボ記念としてUTYOASOBIライブが無料生配信という形で行われました。
YOASOBIさんの存在はもちろん知っていましたが、生ライブとしての歌唱・演奏を見たのは紅白以来でした。
2020年の年間Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で、YOASOBIの「夜に駆ける」が総合首位を獲得したときは、かなり衝撃でした。チャート史上初のCDリリースなしでの首位獲得で、なんとなく感じていた時代の流れが数字としても明らかになった瞬間でした。
そんな今の時代を象徴するアーティストが、メディアへの出演、1st EP「THE BOOK」のリリースなどを通して、徐々に形あるもの・そこにいるYOASOBIが感じられてきたタイミングでの配信ライブでした。
ライブの感想
まず驚いたのが配信場所となったライブ会場です。UNIQLOのオフィスとは思えないセットは、このライブ自体が相当大がかりなことを示していました。
加えて、何台ものカメラとドローンを使用したカメラワークも素晴らしく、最初から最後まで没入感のある空間を演出していました。
まるで映像作品と思わせるくらい映像が綺麗すぎて、所々本当に生配信か疑ってしまうほどでした。
歌唱は、配信されたばかりの「三原色」から始まり、続けて「ハルジオン」が披露されました。
個人的に、この出だしの二曲が非常にスムーズで好きでした。劇団ノーミーツさん関連の二曲で、これまでの歩みとつながりを感じました。
その後も要所要所にMCやYouTubeでのコメント読みなどライブ感を挟みながら、オフィス内を転々と移動していき、様々な空間の中で歌うYOASOBIを見ることが出来ました。
ライブ終盤には、総勢172名にも及ぶ大阪桐蔭高校の吹奏楽部の皆さんと一緒に「ハルカ」「群青」を披露しフィニッシュ。とても迫力のあるパフォーマンスで終始圧倒されました。
最後に
ライブを通して、オンラインでの魅せ方に改めて感心したと同時に、生音や生声など、確かにそこで響いていた音を感じることができました。
"小説を音楽にするユニット"として、常に小説と音楽を行ったり来たりするような空間を創ってきたYOASOBIが、今度はオンラインとオフラインの境界さえも繋げてくれるような、そんな期待を密かにしております。
改めて素敵なライブをありがとうございました。
これからもYOASOBIさんらしい音楽を応援しています。
セットリスト
1.三原色
2.ハルジオン
3.もう少しだけ
4.たぶん
5.怪物
6.epilogue
7.アンコール
8.夜に駆ける
9.ハルカ
10.群青