5月に聴きすぎた20曲
いつもなら五月病なるものを発症しているのですが、幸か不幸か仕事が忙しく、だらける暇がありませんでした。レコ屋にとってGWは一年でも1,2を争う商機で、ちょっと頭が仕事モードの日が多かったです。
そんな仕事脳も吹き飛ばす曲から、心だけでも休みを与えてくれる曲まで聴きすぎた20曲を紹介していきます。
1.春泥棒 / ヨルシカ
月が替わっても、気分はまだ春だった5月上旬。ヨルシカの曲は季節ど真ん中というよりかは、季節の変わり目に聴きたくなる曲が多いような気がします。晩春と初夏の間くらいに聴きたい曲です。
2.やるせない / くだらない1日
東京を拠点に活動するバンド・くだらない1日の最新アルバム『rebound』に収録されている曲。
emoやポストロックの要素が散りばめられた、音としてのスケールが大きいバンドです。ただ音に酔いしれたいときに聴きたい曲です。
3.pixie / Kroi
R&B/ファンク/ソウル/ロックなどあらゆるジャンルを音に昇華する5人組バンド・Kroiの最新曲。
イントロから頭を振りたくなります。全ての音が際立っていて、音の煌びやかさを楽しむことができる曲です。
4.KARMA / Suspended 4th
名古屋を拠点に活動しているロックバンド・サスフォーの満を持しての全国流通盤初CDシングル『KARMA』に収録されている曲。
今回も強烈なギターリフが印象的で、真似できるもんなら真似してみろと言わんばかりの圧巻の演奏です。どの楽器も良すぎて、途中から何を聴いたら良いか分からなくなってきます(笑)
5.OH HEY / 羊文学 & LÜCY
羊文学の最新曲は、台湾のアーティスト・LÜCYとのコラボ楽曲!
お互いの言語が混ざり合う歌詞に注目です。前に進むときの後押しになったり、落ち込んだ時にフッと体が軽くなるような曲です。
6.夕凪 / 羊文学
映画「この日々が凪いたら」の主題歌。この映画を観に行くべく久しぶりに映画館に行きました。恐らく今を生きる若い人たちにしか刺さらないと思いますが、内容が自分とリンクしすぎて久々にウルっときました。
MVには映画のキャストも出演していて、物語との繋がりを感じます。
7.さよなら / EMERALD FOUR
京都出身の宅録ユニット・EMERALD FOURの昨年リリースされたアルバムに収録されている曲。5月にめでたくアナログ化したのでまた聴くようになりました。
「過ぎ去った時代に対するノスタルジーと新しい時代に対する喜び」をテーマに制作された本作は、先代のポップスやロックに影響を受けつつ、ボーカルの浮遊感のある歌声が耳に残ります。
8.MINUS / ステエションズ
4月にリリースされた1stシングル「LUCK」を皮切りに4ヵ月連続リリースを発表したステエションズ。同曲はその第二弾となる楽曲。
ネオソウルやHIPHOPを感じさせるメロディーが心地よく、ゆったり脱力したい時に聴きたい曲です。
9.Loose / Nelko
「極上のポップネスとチル・ヒップホップを煮詰めて作る新しい音楽」をテーマに2020年から活動しているバンド・Nelkoの今年2月にリリースされたアルバムに収録されている曲。
休日の午後などゆっくりと時間が流れる時にオススメです。
10.ひらめき / クボタカイ
宮崎出身のラッパー/SSW・クボタカイの最新曲。バンドメンバーとのセッションで創りあげた楽曲で、歌詞から過去や未来より今を大切に生きようとする気概を感じます。
11.1989's / YONA YONA WEEKENDERS
“ツマミになるグッドミュージック” を奏でるメロコア・パンク出身の4人組バンド・YONA YONA WEEKENDERSの最新曲。
メンバーの生まれ年をタイトルにした同曲は、自らが好きなもの好きなことが歌詞に散りばめられていて、肩の力が抜けて等身大の自分に戻してくれるような曲です。
12.5月の呪い / おいしくるメロンパン
おいしくるメロンパンの2016年にリリースされた楽曲。5月病で心全体がくもり空のような気持ちを歌った歌詞がこの時期にピッタリです。小休止したい時に聴きたい曲です。
13.散歩娘 / ポニーのヒサミツ
「P」をタイトルに冠した2ndアルバム『The Peanut Vendors』、3rdアルバム『Pのミューザック』に続く3部作のトリを飾る4thアルバム『Portable Exotica』に収録されている曲。
5月に待望のアナログ化をしたので、また聴くようになりました。
日本ロック黎明期を感じさせるサウンドがたまりません!
14.5月のシンフォニー / 堀込泰行
キリンジの元メンバー堀込泰行の5月の始まりに聴きたい曲。
フォークやカントリーを基調としたどこか懐かしいサウンドで、気持ちをリセットして新たにスタートしたい時に聴きたい曲です。
15.青い裸 / ゲスの極み乙女。
5月にベストアルバムをリリースしたゲス極の久しぶりのドラマ主題歌にもなっている楽曲。
ピアノの旋律が印象的で、不穏な空気漂うメロディーと刺激的な歌詞がどこか求めてしまっている不安定な気持ちにさせます。
16.断面 / Dios
たなかくん、Ichika Nito、ササノマリイからなるバンド・Diosの5月にリリースされた楽曲。現状のポップスシーンにカウンターを打ち込むようなメロディーとたなかくんの高音が聴いてて美しくも淋しい気持ちにさせます。
17.M八七 / 米津玄師
庵野監督と米津さんの強力タッグが実現。映画『シン・ウルトラマン』の主題歌となっている楽曲です。前作『Pale Blue』より実に11か月ぶりのCDシングル。また、先日自身初のアナログ盤の発売も発表されました!即完必至ですが、個人的には過去のアルバムもアナログ化してほしいです…。
18.想い出にできなくて / 岡本真夜
急に時代を感じる旧譜ですみません。聴きたくなってしまったんです…。
自身8枚目のシングルで、5月になると必ず一回は聴いてしまいます。
『受話器』という言葉自体中々使わなくなってしまいましたが、その時代背景も愛おしく聴こえてきます。
19.初恋 / 村下孝蔵
五月雨の時期に聴きたい名曲。リリース後も数々のアーティストによってカヴァーされています。
ギターの音色もさることながら、歌詞に胸が締めつけられます。「ふりこ細工の心」なんて歌詞、どこから生まれるのでしょうか。
また、歌詞の「五月雨は緑色」と「夕映えはあんず色」の対比は、まるで一つの詩を詠んでいるかのように美しいです。
20.時代遅れのRock'n'Roll Band / 桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎
桑田さんが作詞・作曲し、佐野元春、世良公則、Char、野口五郎の同級生たちが集結したチャリティーソングです。夢のコラボすぎて鳥肌が立ちました。曲を聴いた瞬間にタイムスリップできるようなメロディーと今を切り取った歌詞が、時を超えてイケおじさんたちからメッセージを貰った気がしました。あとこのメンツに入ってるハマ・オカモトさん、やっぱすごいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
5月は心が不安定になりがちなので色んな音楽を聴いた気がします。
6月は梅雨ですね。まだ気分が落ち込む日が続きそうですが、また音楽に助けられながら過ごせたらと思います。