及川流手相流年法・鑑定士キキの幸せライン~Vol.02~
こんにちは。しばらく間が開きましたが、連載2回目をようやくアップできることをうれしく思います。この記事をきっかけに、あなたの人生に少しでもハッピーが訪れることを願って。
私が手相学と人相学を学んだ先生は「銀座のよく当たる占い師」としても知られる、及川遼(おいかわりょう)先生。占い歴35年35,000人以上の鑑定実績を持ち「良く当たる占い師100人」にも選ばれた、実績と実力の持ち主です。先生のご案内は巻末にURLのリンクを掲載しておきますので、是非ご覧になってください。
私が連載する手相学は、及川遼先生が、流年法の考案者である西谷泰人先生から直に教わり、さらにご自身で研究に研究を重ねられた「及川流手相流年法」です。私が学んだプロ養成講座の中には、公開を許されていない秘伝も含まれていました。秘伝をここでお伝えすることはできませんが、45年以上もの間、ほとんど手相に触れることがなかった私・キキが、手相を鑑定する側に至るまでの道のりを、さまざまなエピソードとともにご紹介していきます。
子どもの頃の我が家の庭に、沼のような大きな池と「注文の多い料理店」に登場するような森があったことは前回ご紹介しました。その森のような木々の正体は、ケヤキの木。何本もあったので、大人になっても私は「我が家は昔々に神社があった場所なんだ」と、思い込むほどでした。親戚に八幡様の神主さんがいたことから、記憶がごっちゃになってしまったのかもしれませんね。
勘違いさせる理由はもう一つ。一緒に住んでいた私の父方の祖父が、ケヤキの木を切ることを恐れていたことも一因です。昔からの言い伝えで、屋敷に植えられたケヤキの木を切ると家主に災いが起きると本気で信じていました。実際、かなりの信憑性を帯びた不思議な話も残っているのですが、言いふらすようなお話しでもないので語らないことにいたします。
庭の木と言えば、松もあります。私が大人になってから、一時造園業を副業にしていたことがある父親が、趣味で庭いじりを始めたところ、あれよあれよと松が増えて現在5本。管理に手間とお金がかかることから、地元では「松を植えると家が傾く」とまで言われるほどなのですが。
庭師のお知り合いの方に「母親が『父親が死んだら松の木を切り倒す』と言っている」という話しをしたところ、目の色を変えて「止めた方が良い」と仰っていたのも記憶に新しいです。5月に需要が高まる松は、神さまが宿る木として有名なんだそう。インターネットで検索してみると、なるほど古来より日本では松が神聖な木として丁重に扱われてきたことが分かります。
実際、我が家の松が今後どのような扱いをされるのかは分かりませんが、簡単に切ることができない木がケヤキに加えて松も増えたということになります。不思議なことは、確かにあるものですからね。
私が学んだ及川流手相流年法は、西洋手相術を基本としています。指と天体が対応しており、指は各天体からの影響を受け取るアンテナとして捉えます。指の長さと手のひらの面積の相関関係から、星座と同様に「地・火・風・水のエレメント」に分類することができるんです。面白いですよね。
併せて、主に手のひらの色艶で観る東洋手相術も織り交ぜながら、相手の方との対話を重ねていきます。
まずは全体で感じ取る印象が大切になります。その上で、縦線の多い方はエネルギーの流れが良い=運が良いとされています。一方、横線の多い方はエネルギーの流れを妨げている=運が悪い、または疲れていると観ます。
私が好きなのは、手相は変わるという前提に立った上での「良い未来・悪い未来は努力すれば変わる」という考え方です。自分で人生を切り開いていった証が、手のひらに現れてくるとも読めるのが、手相の面白いところだと思うんですね。
わざと手に線を書くのも良いときもありますが、まずは心から。運を切り開くのも心があってのことだというのは、手相学も同じだと思います。占いは信じるのではなく、人生をより良く生きるための道具です。
続けて、お掃除の話題を少し。5月から6月は高温多湿の環境を好むダニの繁殖が気になる季節です。一般的に6~8月に大繁殖しやすいので、今のうちに対策を取りたいものです。湿気が多い時期は汚れも浮き出してきやすいので、特に油汚れなどが気になるキッチンの掃除には最適な季節と言えるでしょう。また住む地域によっても異なりますが、衣替えもこの時期に重なりますね。不要な衣類もリサイクルに回しましょう。エアコンの使用開始時期も早まってきました。機械を長持ちされるためにも、プロの業者さんにお願いするのが良いでしょう。
最後に5月の行事について。とっくに過ぎてしまいましたが、5月5日の端午の節句のお話しです。男の子の成長を祝う祝日ですが、それが広まったのは江戸時代頃とのこと。菖蒲を勝負や尚武に通じるとして大切にすることから、男の子の成長や出世を願う行事へと発展していきました。元々は老若男女に降りかかると信じられた、災いを除けて長寿を願う日だったと言います。古来の日本では、けがれを祓う季節だったという旧暦の5月。菖蒲の香りが血行促進や疲労回復に効果があると分かっているのが現代。古の知恵というのは、計り知れないものがありますね。
ではまた次回、お楽しみに。
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