クイズのアンソロジー「MosaiQue」
1 まえがき
このnoteに掲載させていただくクイズは、2023年4月に募集しました「クイズのアンソロジー(仮)」にご応募いただいた問題群です。数々の良作から、私キキの偏見を交えつつ、9問選ばせていただきました。
私個人の都合により公開が大幅に遅れましたこと、お詫び申し上げます。
次の点をことわらせていただきます。
・当初、クイズを採用した際には投稿者様と直接連絡し、解説等を作る予定でしたが、X(Twitter)のDMの仕様により、今回は断念いたしました。関連して、このnoteに載せている解説等には濃淡があります。ご了承ください。
・当初、BOOTHにて無償で公開する予定でしたが、媒体をnoteに変更させていただきました。
・投稿者1名あたり、採用する問題数は1問までとさせていただきました。
・情報の正確性について、私キキは一切の確認をしておりません。誤った点があれば、優しくご教示ください。
・他、当初の説明と食い違う部分があるかもしれません。不都合な点などありましたら、X(Twitter)の私キキのアカウント(@kikiquiz)までご連絡ください。お手数おかけします。
2 クイズ
次の事項を掲載しております。
・クイズの問題文、想定解
・作者のお名前
・解説等(任意)
それでは、9問、ご堪能ください。
2-1 濵口和歩 様
問題
3つの文字に愛を誓った指輪を並べて報告する写真も目にする、
これから夫婦になる2人が提出する書類を何というでしょう?
解説
「婚姻届」の部分に指輪を重ねて報告する写真をよくSNSで目にします。後フリも「これから夫婦になる2人」が美しいと思います。
2-2 電気羊 様
問題
それが置かれた場所によって伝えたい意味が
「拡大する」機能か「検索する」機能か変わる、
アイコンとして描かれるモチーフといえば何でしょう?
解説
文頭に「それが」を置くことにやや違和感もあり、悩んだ覚えがあります。また「置かれた」というのもブラウザ上の状況に限定していて(パンフレットなどは「描かれた」が適切に思う)、やや不親切かなと苦しい作問でした。 気付いてしまったからには出したいという欲に負けて出題したところ、気付きそのものを誉めてもらえてとても嬉しかった一問です。
2-3 松本大希(raiha) 様
問題
真っ赤な口紅と真っ赤なかつらがトレードマークである、
直島に展示された『赤かぼちゃ』などの前衛的な作風で知られる
日本の芸術家は誰でしょう?
解説
「赤」というワードを意識的に繰り返した問題文にしてみました。
2-4 鮎の塩焼き 様
問題
ヘッドバンキングで振るのは頭ですが、
ネットバンキングで振り込むものは、一般に何?
解説
部内杯敗者復活戦「クソ問ラッシュ」に出題した1問です。「振る」→「振り込む」のパラレルがまあまあウケた。
補足
正確には「ヘッドバン"ギ"ング(head-banging)」ですが、私キキは厳密性を重視しておりません。
2-5 しんほむら 様
問題
1949年から1964年まで放送され、
『サッちゃん』『ぞうさん』『めだかの学校』などの曲を生んだ、
NHKラジオの幼児向け番組は何でしょう?
2-6 ぐろたなだ 様
問題
漢字で、
植物のハゼの部首を魚へんに変えるとスズキになりますが、
魚のハゼの部首を木へんに変えると何になるでしょう?
解説
「櫨→鱸」と「鯋→桫」のパラレル。
2-7 ふぇるーる 様
問題
NHKの番組『みんなのうた』では
番組史上初のボカロ曲として放送された、
自分の声に自信の持てない少年が
思い通りに歌う魔法のロボットに夢を託すという内容の、
40mPの楽曲はなんでしょう?
2-8 ちはる 様
問題
「付き合い始めると急に恋人を大切にしなくなる人」のことを、
創刊号だけ破格の雑誌に例えて何というでしょう?
解説
「釣った魚に餌をやらない」かと思いきや。
言われてみればわかるけど、そんな言葉があるのか……と思いました。
調べたら本当に「ディアゴ系男子」などというワードが出てきました。若者言葉を学んだ気分です。
現代の人は魚を釣って餌をやるかどうかより雑誌の値段の方がピンとくるのかもしれません。
個人的には問題文の前半と後半の温度差が好きです。実際にTQSの活動で読まれた問題ですが、前半「〜人のことを、」までは当然みなさん「釣った魚に」だと思っていたので一斉に押します。不正解ののち続きが読まれると、一気に場の空気が変わるのを感じました。そっちかよ!という笑いが起きます。
一文章でその場の空気を一変できる破壊力と、ディアゴスティーニにならないように気をつけようと思わせてくれる一問でした。
2-9 Hatenazo 様
問題
イギリスでは「冬の風」、日本では「秋の空」にたとえられる、
移ろいやすいものといえば何でしょう?
3 あとがき
まずは、投稿くださった皆さま、本当にありがとうございました。
当時のアカウントで1週間、しかも突発的な本企画に、総計48問を預からせていただきました。このnoteに載せきれなかった問題たちも、とても活き活きしていて、選ぶにあたって大変に苦悶しました。
ここで、本企画の名前「MosaiQue」の命名に関して、発案くださった松本大希(raiha) 様のお添え書きを載せさせていただきます。
誌名案『MosaiQ』『MosaïQue』
多種多様なクイズが集められている様子を装飾のモザイクに例えてネーミングしてみました。左が英語のスペル版、右がフランス語のスペル版です(本来の英語のスペルは「mosaic」ですが、クイズのQにかえてあります)
ご提供ありがとうございます。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
好評があれば、あらためて開催しようと考えております。このnoteへのスキにて意思を承ります。