メニューが餃子だけの餃子屋さんへ行きました
はろー。最近気持ちがむしゃくしゃした時は餃子を食べています。きょん です。
ある日仕事終わりに東京都江東区の”亀戸”へ行ってきました。
亀戸ぎょうざ(かめいどぎょうざ) という名前があるほど有名なので、何度か食べに行ったことがあるのですが、
何ヶ月かぶりに気持ちが亀戸に向きました。
JR総武線 亀戸駅から北口徒歩5分
古き懐かしい雰囲気のある亀戸十三間通り商店街の入り口に、赤い看板がすぐ目に飛び込んできました。
「亀戸餃子 本店」
東京都江東区亀戸5-3-4
無休11:00〜19:00
但し餃子なくなり次第終了
なんと食べ物は餃子のみ!!!ライスすら置いていない。素晴らしい。
だから着席した途端、おしぼりを置くように餃子を一皿トンと置いて、飲み物とオーダーを取ります。あと辛子だけ乗ったタレ用のお皿も置いてくれます。
5個 270円で一人2皿以上頼むことが条件です。
残り二つと、少なくなった餃子を食べようとしていると、ベテランの女性スタッフさんが「おかわりは?」と聞いてくれます。食べたことないけれど、わんこそば形式とはこれか!!!
店内は、餃子を焼く一人分のペースを囲んで、ぐるっと1周カウンター20席ぐらいと座敷4人テーブルが3つほどという広さ。このカウンター席で、餃子を満足するまで食べていくわけなのです。一皿増えるごとに新しく餃子が乗ったお皿を重ねていくもんだから、ふと”寿司かよ!”って思いました(笑)回転寿司食べにきたみたいな感覚に陥りました。
皮はパリッとしていているので、まず食感を楽しみます。
キャベツやニラがたっぷり入っています。なんとキャベツは(株)みまつ食品の生餃子で使用されているものと同じ!群馬県産の嬬恋キャベツを使用数日前に知ったキャベツとこのタイミングで出会うとは。餃子との出会いもやっぱり導かれているんだなあ^^
にんにくも国産生産量80%を誇る青森県産のものを使用。使っているのは全て国産。なんと離乳食としての食べられる子どもの体にもやさしい餃子なんだとか。
こんなにもこだわっているのに控えめなあっさりした味で美味しくて食べやすくって、どんどん餃子が進みます。お皿がどんどん積まれていきました。笑
野菜の旨みがしっかりあって、でも主張しすぎないで、気がつけばたくさん食べてしまってた!そんな味。少し辛子つけて、酢醤油で食べると、皮も肉も野菜もタレの全ての味がぎゅうっとまとまって美味しい。
ここは昭和30年からずっとこのスタイルを貫いている地元民に愛され続けている老舗のお店なのです。10代から立って餃子を焼き続けている2代目店主。なんと50年以上という大ベテラン!
1日たくさん餃子の入った重い箱を持っているので腱鞘炎になってしまったそう。それでも餃子を焼き続けている姿に感謝しかありません。
ちなみに一日130箱の約8000個、休日は200〜300箱という量を焼いているのです。そして売り切った時点で営業終了。
亀戸は第2次高度成長期に工場で働く人でたくさんいて賑わっていました。彼らの食欲を満たすためにも安くて美味しいご飯、つまり今で言うB級グルメが発展して定着していきました。
ちなみに支店は錦糸町・大島・両国にあります。こちらは餃子だけ置いてあるわけではなくてサイドメニューもあります。
生ぬるい風に当たりながら帰る道中は、餃子とお店の雰囲気の余韻に浸って妙に心地の良いものでした。本当に餃子だけに集中して食べられるって幸せでした。