大金をドブに捨てたけど。

 交通の便のあまり良くない立地に建つ築三十年越の戸建てに、母と二人で住んでいます。
 亡父がバブル期に購入してくれた家で、四千五百万位したと聞いています。うちの真裏にある戸建ては、同じ様な時期に新築で八千万位だったそうです。当時も今も(そして多分これからも)高級住宅街という訳でもありません。そういう時代だったんですね。今はどちらも一千万超で売れれば御の字じゃないですかね。上物には価値無いし、立地は宜しくないし。バブル恐るべしです。
 
 noteの書き方も忘れてしまう位に間が空いてしまいました(汗)
 で、その間に何をしていたのかと言うと。

 ネットで希望する地区ある中古マンションを検索し、ドンピシャで良い物件を発見し、不動産屋に連絡して内覧し、打ち合わせをし売買契約を結び、手付金を売主さんに手数料を不動産屋さんに振込み、リフォーム会社を絞り込んでマンションに入れて見積作成を依頼し、見積の余りの高さに母が衝撃を受け、二人で家具等の配置やリフォームの見直しを進めていたところ他に希望していたマンションにフルリフォーム済みで空きが出た旨の連絡が他不動産屋さんからも来て、リフォームの参考兼ねて見学に行き、二人で再度話し合い、違約金を二人で負担する事で合意して、マンション購入自体を断念。

 ここまでが、五月頭からの二ヶ月程の間に起きた事です。
 何の変哲もない日々を送っていたアラフィフOLの日常が、一気にジェットコースターと化した日々でした。

 疲れました。
 
 母はリフォームで疲れ果てた様ですが、私はローン関連で疲れ果てました。丁度ゼロ金利政策が緩和されて、それまで破格の金利だった変動金利にも影響してくると騒がれ出した頃だったので、なかなかローンの金額もどのローンにするかも決断出来なくて。ミックスローンで変動と金利の割合を半々にするという事で落ち着きましたが。

 結果的には、私はマンション購入を土壇場で諦めました。でも、それで良かったと思っています。向こう十年先の事なんかわからないのに借金抱えて、修繕積立金や管理費の値上がりも先が読めない……ストレスだったんでしょうね、既に「部分ウィッグ買おうかなあ」という位薄くなってはいたのですが、この数ヶ月の抜け毛は酷かった。引き渡しを目前にしてからは(夏バテもあるのでしょうが)胃腸もやられていました。今は抜け毛は一気に治まりましたが。まあ、胃腸はまだ不調だけど。

お高い社会勉強代だったなあ(遠い目)


 今回のマンション騒動で、世の中の事が色々と勉強にはなりました。

お金無いから借りるのに、借りる前も借りてからもお金がかかる。

銀行と不動産屋は、ローン組ませる為には実際には住んでいない住所の住民票を取らせる(厳密には虚偽申請なんですよねえ)。

ついでに③地区の役所の窓口の中でも忙しめの本局の窓口は、恐らくはそういうケースにも慣れているのと忙しいのとで、機械的に処理して貰える可能性が高い。(自宅から近いから、休み取れたついでにと、暇そうな出張所に平日の昼間なんかに行ってベテランの煩そうな人につかまると、ちょっと面倒です(体験談))

それが飯のタネなんだろうけど、万事手数料と事務手数料がお高い
 司法書士の手数料、高いです。「手数料」と「事務手数料」の違いが判らん!(笑)

 今回しみじみと思ったのは。

 やはり、ローン組んでマンション買いたいなら、単独ローンで・四十位までに買っておくべきでしょうね。アラフィフ以上なら、男女共に即金一択です。年齢関係無く出来る仕事や労働形態であっても、基本的には気力も体力も年々衰えていく中でローンを抱えるのはキツイと思います。あ、ペアローンは論外でしょう。今増えているようですが。その内に社会問題化しないと良いんですけどね・・・。私が当たった不動産屋の担当者もは二人共、「あれは・・・」と渋い顔していましたね。

 この夏は、家の事は忘れてのんびり過ごしたいです。

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