ヌック管水腫闘病記~その壱~
新年度早々から、二年半ぶり二度目の入院と手術を経験する事になりました。
甲子園的な出だしですが、彼ら野球球児と違って夢も希望も特にございません。二年半程前の秋の入院は、子宮筋腫の手術でした。腹腔鏡手術で一週間の入院。今回はヌック管水腫という結構稀と言われている病気の手術の為です。症状が軽ければ経過観測となる様ですが、私の場合は子宮筋腫疑いもあるとの事で、腹腔鏡手術と足の付け根の切開手術となりました。
二年前よりバージョンアップ!!
三月最終週の週明け月曜、何時もの様にベッドから起き上がろうとしたら、下腹部から足の付け根が痛い!! 筋肉痛の酷くなった感じと言いますか。前日にオンラインヨガをやったからかとも思いましたが、翌日から出社という事もありそんなにハードなプログラムはやっていません。その日は何とか起き上がって出社。
火曜日と水曜日の朝も似たような感じでした。いや。朝起きる時よりも椅子に座っていて立ち上がって動く時の方が痛い感じがしました。
「これ・・・筋肉痛じゃないよね?」
ネットで色々と検索を掛けてみました。
まず最初に出てきたのは、鼠経ヘルニア。男性が罹患する事が多いようですが、これ、嵌頓ヘルニアとなると非常に危険なのだとか。
以前子宮筋腫の時にお世話になった総合病院が内科系が強いと評判で、病院のHPを検索。鼠経ヘルニアを診てくれる科は「消化器外科」と確認。木曜日に受診する事にして、月末で忙しかったのですが、木曜午前休を取りました。
午前中で終わると思っていたんですよね、その時は。
総合受付の窓口でちゃんと「消化器外科」と言ったつもりだったのですが、受付係の人が予約を取った科が「消化器内科」となっていました。私も気付かなかったのですが。
「消化器内科」の看護師さんが来て、「ちょっと診させて頂いても良いですか?」と空いている小部屋へ連れて行かれました。で、無事に当初の予定だった「消化器外科」へと繋がれたのですが、そこからは怒涛の展開となりました。
小さな膨らみとしこりを押したりひねったりされる度に、涙目で呻く。
診断は、鼠経ヘルニアからヌック管水腫という聞き慣れないものとなりました。
私の周囲、誰も知りませんでした。まあ、Wikipedia検索でヒットしなかった位ですからね。。noteの体験記も数件しかヒットせず、読ませて頂きましたが、当たり前ですが私のケースとは違っている様で・・・
病院を訪れた木曜日に戻ります。
ヌック管水腫に子宮筋腫合併疑いで緊急入院と言われ、取り敢えず自宅と会社に電話。その間に必要な検査の手配を進める先生とナース。空いているところにバンバン検査を捻じ込まれます。CTの検査、採血二回、採血の結果待ちの間にMRI、レントゲン、心電図、呼吸器検査・・・を病院内の1階から2階を何度も往復しながら受ける。検査着に着替えてまた服を着る。木曜の朝はほぼ一番乗り組だったのに、終わった時はお会計の精算機が仕舞われていて、受付の人が電卓で手計算してくれました(笑)
ちなみに。
請求金額は約¥17,000-でした。
諭吉。貴方との別れが、他のどんな男との別れよりも辛いわ。
この手術は局所麻酔で手術の翌日には退院出来たという方もいらっしゃるようですが、私は全身麻酔+足の付け根の切開で火曜日(手術前日)入院、土曜日退院予定で、伸びる可能性もあると言われています。
文章にまとめて書き連ねる事で気分が落ち着くかなと思ったのですが、やはり神経質になっているようです。全身麻酔での腹腔鏡は二回目ですが、足の付け根の切開は初めてですし。
怖いよお(泣)
月次の処理がある為、明日は一応出社。午前中で帰りたいけど、まあ無理だろうな。
一応一時は「緊急入院!」と言われた病人なんですが、月次の締め日は待ってはくれない。上司や同僚もフォローしてくれてはいますが、時期が時期で二人共本来の自身の業務で一杯一杯です。営業部門は手厚めに人員が補充されるのですが(定着してくれるかは、また別の問題)、管理部門はなかなか・・・しかし、三年以内に二度目の入院。評価下がるだろうな。
それは退院してから悩む事か。
それにしても。
生まれつきとの事だけど、この年まで大人しくしていたんなら、ずっと大人しくしていて欲しかったよ、ヌック管ちゃんよお(泣)