ヌック管水腫闘病記〜その弐〜
4月2日(火曜)。
桜の開花が一気に進むというニュースを聞きながら荷造りを済ませ、スーツケースを引きながら電車で地元のT総合病院へ。自宅近くの桜の木は、一部は二分咲き位で、残りはまだサッパリ。今年は私はお花見は出来なさそうです。
入院の説明は13時からで、今回急な入院となった為「限度額適応認定証」が間に合わず、「退院手続き時までに届かないようでしたら、月内にお持ち頂いて…」との事です。私は会社勤めなので、会社の総務人事経由で自宅宛発送を依頼しました。通常なら一週間位で届くようですが、年度末や年度始めの新入や異動等の多いイレギュラーな時期となると、やはり通常より時間がかかるのはやむを得ないでしょう。
第一希望はシャワー無し個室でしたが満床との事で、第二希望のシャワー付個室へ。高いけど、まだまだ感染症もあるし、私最近いびきかくもので(恥)。T総合病院の場合個室は冷蔵庫とWi-Fi無料(込み)もデカかったのですが。Wi-Fiが入らない部屋(四人部屋)になる可能性もあると言われてモバイルWi-Fiも一応レンタルしておいたのですが、これは夕方に説明を聞きに来た母に返却を依頼して、持ち帰って貰いました。入院が伸びる可能性もあると言われて、ニ週間までの予定で¥3,000強でした。返却用のレターパックのケースに入れて期限内に郵便局窓口に持って行くのは、キツそうだと判断したので。金銭的には無駄になりましたが、事前にWi-Fi付きの部屋に確実に入れるとわかっていない場合は、レンタルをオススメします。私も今、病室にWi-Fiあるからネット見れていますしね。
ヌック管水腫。
聞き慣れない病名。
痛み出したり腫れたりしなければそっとしておいても問題は無いそうなのですが、私の場合は腫れて痛んでいるし、子宮内膜症やヘルニア疑いもありで手術となりました(泣)。癌化する事もあるそうです。一応事前検査では悪性腫瘍は無いと言われましたが。手術で摘出した水腫を検査に回して最終的にわかるとの事。
ヌック管水腫の手術記を読むと、大体皆さん鼠径部の手術で手術翌日には退院されているようです。
私の場合二つ水腫の袋が瓢簞状に細く繋がりながら腸の外側に出来てしまっているので、腹腔鏡をメインに鼠径部切開を合わせて、二つを破かず腸を傷付けずに摘出するとの事。で、鼠径部の中のヘルニアが発生しやすいとされているところに人口膜を貼って、それをボルトで固定する……
担当医の外来対応が長引いて母と病室で一時間近く待った後に聞いた説明で、細かい部分は違っているかも知れません。大変な事をされるんだ。女一人生きていかなきゃいけないのに(自分の所為とはいえ)肉体労働は選択肢から外さないといけないんだ。例えば、介護職とかも駄目?……ずーーんと沈みながら病室に戻ったのでした。
寝れないかと思ったのですが、夜はそれなりに爆睡していたようです。
手術は本日13時から。
午後からなのに、朝御飯も抜き!!(号泣)
お腹鳴ってるよお。皆ずるいよお。今日一日絶食なんだけど、そういう場合も一日の入院費は同額取るの?!
空腹は、人を(より)攻撃的にするのです。
またお腹鳴ったよお!!!(号泣)