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“寿司下駄”が進化した、現代の食卓に映えるニューノーマルな食器とは?

vol.01 |「ozen」シリーズ誕生秘話

木目の表情を愉しみながら食卓をモダンに彩る、そして使うたびに愛着が育っていくような食器があったら…そんな想いから「ozen」は生まれました。

和洋折衷、現代のアラカルトボード

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食卓の顔になるような、KIKIMEらしい木製の商品をラインナップしたい
あらゆるヒト・文化がボーダレスに混ざり合うトーキョーを起点に、ニューノーマルな暮らしの在り方を発信するKIKIMEらしい食卓の姿とは?そう考えた時、古くから日本の食のシーンにある「寿司下駄」が思い浮かびました。板前が握った寿司を寿司下駄にのせてふるまう、シェアする。そのシーンを今の時代に、KIKIMEらしくアレンジしたらどうなるか?というところからozenプロジェクトがスタートしたのです。

元来の寿司下駄は、木の表情がのせる食材を引き立てている反面、その形状や質感が寿司に特化しているために、他の料理には使いづらいと感じました。そんなイメージを払拭する、和にも洋にも相性の良い寿司下駄、改め木製のアラカルトボードによって、現代の食卓をより豊かにしたい、という想いでプロジェクトを進めました。

北海道産ペーパーウッドの試行錯誤

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ー 素材の良さを活かした佇まいを追い求めて
開発途中で出会った色彩の層が美しいペーパーウッド。私たちがイメージしていたモダンな木製品にぴったりだと感じました。ところが、この素材を使った食器の前例がなく、加工の段階で問題が発生。素材と対話しながら幾度もデザインを修正し、この素材を活かした佇まいをカタチにするべく試行錯誤しました。

平皿や削り出しのうつわなど、さまざまな検討を経て、ペーパーウッドが脚となり全体のアクセントになるデザインに落とし込みました。脚の断面を丸く加工したことで、色彩の層が美しく表れ、天然無垢のボードをより引き立てています。

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食材をのせるボード部分には、ウォールナットとけやきの天然無垢材を贅沢に使用。家具にも用いられることの多い2種類の木材ですが、ウォールナットは硬く強度があるため傷がつきにくく、けやきは柔らかいため加工がしやすく、滑らかな肌触りが特徴です。家具のように愛着を持って、使い込んでいくうちに変化する木の風合いを愉しんでもらいたいという想いから、天然の無垢材を選びました。

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1つ1つ丁寧な小田原の職人仕事

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ー 巧みな技と粋な心づかい、こだわりのデザインと使いやすさの両立
食材や料理を直接のせられることはもちろん、カルパッチョや肉料理などにドレッシングやソースをかける場合もこぼれ落ちないように、天板には縁取りを施し、4つ角は丸みのある形状に仕上げています。また、天板を垂直に切り落とすのではなく、斜めに角度を付けることで、積層が美しく見える脚の断面の丸みと相まって、洗練された印象をデザインしました。

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日常の中で活躍するうつわとして、ストレスなく使えることを目指し、天然無垢の天板には食品衛生法に合格しているウレタン樹脂を吹きかけています。また、1つ1つ職人の手作業で細部のヤスリ掛けをした、凹凸の少ない手触りの良い仕上げは、水捌けの良さや洗いやすさも兼ね備えています。
細部にこだわったデザインの実現と、食器としての使いやすさの両立には、職人の巧みな技と細やかな心づかいが隠されています。

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和洋折衷、人が集う食卓の空間を機能的に変化させる「ozen」シリーズ。天然無垢を贅沢に味わいながら、肩肘張らない時間を過ごしてみては。

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今回ご紹介した商品はこちら▼

KIKIMEブランドサイトはこちら▼
https://www.kikime.tokyo/


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