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もし、絵本にテンポがあるとしたら
昨日、絵本の話を書いて久しぶりに絵本のことを思い出しました。
自分が子供のころ読んでいたもの、子供と一緒に読んだもの、いろいろな絵本と出会いました。
中でも好きなのがこれ。
とても子供らしい発想の持ち主のこぶたくんとその家族の物語です。
こぶたくんの子供らしさ全開の態度や行動に思わず、クスッと笑ってしまいます。
それを温かく見守り、ときに諫めたり、優しく導いてくれる大人たち。
そんな大人たちの穏やかな空気の中で物語が展開していきます。
こちらの絵を描いているアーノルド・ローベルさんの作品で有名なのはこちら。
こちらは、ストーリーも絵もローベルさん。
翻訳者が同じせいかもしれませんが、この2冊はとても良く似ていると思います。
それは、登場人物の間に「愛」があること。
ときどき意地悪なことを言ったりしたりしますが、お互いに愛情があるので、どのストーリーも最後は温かい気持ちになれます。
大人が子供を見守るような目線で描かれていて、シュールな感じもクセになります。
もし、絵本にテンポがあるとしたら、両方とも”ゆっくり”のジャンル。
絵を眺める、ストーリーを思い出す、話のテンポをイメージするだけで、不思議と癒されます。
こぶたくんは病院の待合室で、ふたりはともだちは知り合いからいただいて出会いましたが、別々のきっかけで出会った2冊。
引っ越しを繰り返す中で実家に置いてきてしまったので、今度持ち帰って、側に置いておきたいと思います。
<Photo by Shotlist on Unsplash>