冷静になるために書く、夫Kの話
夫が転勤になりそうなのです。大都会へ2年ほど。
聞けば、2年後戻ってきたら、良いポストが待っているそうです。
大都会では、重要な現場と部下の育成も任されるそうです。
Kの力が必要だと言われたそうです。
良い話だね!良かったね!すごいね!
と言いたいところですが、、
そんなわけない。
かつて同じ会社で働いていた私は、そんな素敵なストーリー通りにいく会社でないことをよく知っています。
その会社を辞めて数年経ちますが、進化していないこともよく知っています。
なぜなら人がどんどん辞めているから。
決して悪い会社ではありませんが、長期的に考えたり、新しい考えを取り入れるのが得意ではなく、私が会社にいた頃はよく上の人と衝突していました。(ただ、退職するとき泣いてくれるくらい情の厚い人たちです)
何が一番問題と感じているかというと、、
普段からそんな会社のことを分かっていて、ナナメから見ているくせに、口車(決めつけです)に乗せられて、浮かれている夫Kのこと。
夫は浮かれていますが、こちらはいろいろと考えなければなりません。
娘のこと、仕事のこと、新天地での生活のことなど、話し合うことや考えることは山ほどあります。
(諸事情あり)家族が離れて暮らすことは避けたい、でも、娘のことを考えると単身赴任しか選択肢が無いような気がする・・
会社に対して、毎週夫が帰省する費用を負担する条件を出すか・・
娘を祖父母の家に預けて、1週間おきに私が大都会と今住んでいるところで暮らす2拠点生活なんてどうだろう・・(個人的にはワクワクしますが、この案は娘に却下されました)
、、と書いたところで、夫が帰宅しました。
ふとLINEを見ると「断ります」と書いてありました。
時間が経って自分の浮かれ模様を客観視するとともに、会社への疑念が湧いたようです。大都会へ行かせたいがための口車ではないかと・・。
夫Kはもともと疑い深い方なので、冷静になり「浮かれ」から「疑い」に変わるのは時間の問題でした。でも、行ってしまってからでは遅い。
今回は、本人だけでなく家族も巻き込む話なので、早く気づいてくれて少しホッとしています。いろいろな意味で、今じゃないんです。それは、夫も分かっているはず。
でも、ガッカリする気持ちも分かります。
大抜擢だったのです。チャンスですし、自分の新しい可能性も試したい。(多分、大都会の生活や単身赴任もやってみたかったはず)
会社側も、大都会へ行かせたいがため半分、本当に期待しているため半分だったと思います。決してウソではなかったと思います。
断ると決めたものの、ため息をつきながらウラウラしている夫に言いたい。
あなたの実力は本物です。期待されています。あなたの選択は間違っていない。だから、タイミングを選んで次を待とう。きっとベストなタイミングでまたチャンスが来るよ。
夫の浮かれたLINEに
「一度自分が送った浮かれたLINEを見直してみて。」
と冷たく言った私のメッセージなど、今日は受け取れないと思うので、いつか言ってあげようと思います。
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