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誰にでもちょうど良いは難しい

だれに、なにを、どのように伝えるか

仕事でも日常生活でも、伝える相手に上手くヒットさせるのは、なかなか難しい。大勢であればあるほど、難易度が高くなるように思います。

今日は、とある講習を受けました。

その講習を受ける対象者は20代後半くらい~70代、経験年数はゼロ~数十年と、かなり幅があります。

受講した感想としては・・それだけの幅があるメンバーそれぞれに対して、ちょうど良いところにヒットさせるのはやはり難しい。ということ。

あるメンバーにとっては馴染みがなく難しい、あるメンバーにとっては当たり前で簡単、という現象が起こってしまいます。

それでも、皆さん何か持ち帰ろうという意欲があるので、何かしらの気づきを得ようと真面目に取り組みます。

では、どうだったら良かったのか?

ちょっと考えてみました。

1.どのレベルの人に向けてのものなのか、ターゲットをはっきりさせておく。それを明文化しておく。
2.明文化しないまでも、ターゲットと異なる人が入ることを想定し、その人たちへのフォローを入れる。
3.ターゲット外の人が、抱えているであろう課題を想定し、思わず持ち帰りたくなるポイントを作る。

こんな感じでしょうか。

コンテンツ型とコンテクスト型

NLPの師匠が、講座にはコンテンツ型とコンテクスト型があると仰っていました。

コンテンツ型は、内容が定まったものを、決まった流れで進めていくもの。
コンテクスト型は、ある程度内容は決まっているものの、その場の雰囲気やメンバーに合わせた形で進めていくもの。
(師匠のカテゴライズです)

コンテクスト型は、ある程度受講生に委ねることになるため、講師力に加え、ファシリテーション力やどこに流れても良いように幅広い知識が必要になる難易度の高い方法だと思います。

事前の準備・設計の大切さ

どんな人が申し込んでくるか分からない講座で、だれに・なにを・どのように伝えるかを予め考えておくのは、難しいと思います。

ただ、コンテンツ型の講座であれば、ある程度内容が固まっているため、告知の段階でレベルを知らせることができる。

コンテンツ型の要素とコンテクスト型の要素、両方持った講座も多いため、はっきりと分けることはできませんが、どのように進めていくのかは予め設計することができる。

いづれにせよ、告知~本番まで丁寧な準備をしておくことで、より満足度の高い講座になるのではないかと思いました。

そろそろ自分の講座も始まりそうなので、自戒を込めて整理・・。

<Photo by Alex Litvin on Unsplash>

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