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自己の思う他人にとっての幸せは、本当に他者にとっての幸せなのか

こんにちは。槭川キキです。

先日高田馬場ラビネストにて上演しました『星の子たちと2人の神様』の作品テーマ
“自己の思う他人にとっての幸せは、本当に他者にとつての幸せなのか”
について、追々書くと言ったきり下書きのまま保存されておりました。

今更ながらつらつらと書いてゆきます。

今回このテーマを書くことに至った理由としましては、

幼い頃、自分が嬉しい、楽しいと思っている事は相手も同じ気持ちだ。と思っていました
それが違うと気づいた時、他者と自分は同じ人間なのになぜ感じ取る感情がこうも違く、複雑なのかと
生きることの難しさを幼心に感じました。

相手と自分、歯車が何も噛み合わない。人生はなんて難しいんだろう。
その感じた事たちを書きたいと思い筆を走らせました。

難しい。とても。
相手と自分の心が1つになる瞬間だなんてほとんどに無いに等しい。
人とは、とても、難しい。

同じチームで仕事をし、目指すべき目標は同じなのに
個々のモチベーションは皆違う。
モチベーションが全員同じ、というのはまずありえない事だと私は思います。
でないと可笑しいですもの。皆、それぞれ違う人間なのですから。

でも、相手と自分との感情の歯車が奇跡的に噛み合った瞬間はなんとも言えない気持ちになります。
もしかしたら、きっとそれは勘違い、かもしれませんが。
そうであってほしい。と私は願って止みません。

そんな事を考えながら歯車を崩しまくり、
ごく稀に奇跡的に合わさることを計算しながら創りました。
それらの連鎖は全て、それぞれの登場人物の優しさからきています。

相手を想う優しさは、時に、その相手にとっての凶器になる。と私は思います。
それは相手への依存。愛。それは時に美しく時に狂気的な絵となります。

作品を書き始める時、作品の全体像、世界観、そしてテーマを同時進行で考えていきます。
その中でも作品テーマを考える時がとても楽しいです。

「自分はこんな事や、こんな事を考えていたのか」

と、自分に対する新しい発見が多いからです。

次回の作品テーマは何にしようかしら。
案は沢山出どもまだまとまりきれておりません。

次回もお楽しみに。
また皆様と劇場で会える日を楽しみにしております。

世界よ、穏やかであってほしい。

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キキ
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