複数の情報源があると人は信用する
人は複数の情報源があると信じやすい、警察や弁護士などは特に嘘をつかれる機会が多いので一人の証言に対する信用は薄いが情報源が複数あるとそんな人を疑ってかかる人でも騙される。
というのも嘘というのは疑い続けるとキリがないものなのである。
何人に聞いた、何十人に聞いた、何百人に聞いたなんてしていたらキリがないのはわかるだろうか、
例えばあなたの親友が宝くじの1等を当てたとしよう、最初にその親友を知る共通の知り合いにその話を聞いたとしよう、それではまだ信じないのではないだろうか、宝くじの1等は今日交通事故にあって死ぬ確率のさらに何百倍もの確率であるからそんな低確率のものに当選するとは考えにくいだろうから、しかし、さらにもう一人の共通の知り合いにあいつが宝くじに当選したと言われたら信じる方に傾くのではないだろうか?さらにもう一人と来たら流石にあなたは信じてしまうだろう。
というふうに何人かに同じ情報(同じような情報でも可)を聞くと人は信じてしまうものなのである。
さて、これを利用するとこんなことも出来てしまう。
もしあなたが友人達にある有名人と知り合いで飲みにも行くような仲であると言ったとする。その話の中で何かを聞かれたら知ったかぶりの項で紹介したようなことを言うと良いだろう、相手はほとんど何も知らないのだから「実はこうなんだ」という話に弱く簡単に信じるだろう。こうして一人ずつに有名人と知り合いだと植え付けていくのである。そこでグルになっている友人に「あの有名人と歩いているところ見たんだけどあいつ知り合いなの?」ということを言ってもらうと「あいつが言ってたこと半信半疑だったけど本当だったんだ」というふうになるのである。
これは全く話を知らないハズの第三者が言うことで知らないはずなのにこんなことを言っているということはつまり本当なんだろうというるうに思わせることが出来るのである。