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デマの流し方

 人になにかやられて復讐してやりたいと思うならばデマを流すことをオススメする。そもそもの話復讐は無益であるとする主張もあるがやられっぱなしではどこかで爆発してしまいかねない、ならば少しでもやり返すべきだと私は思う。
 さて、デマの流し方を話す前にの前にデマの特徴をまず知ってもらいたい。
 こんな事件がある。
 豊川信用金庫が倒産するというデマがどこからか流れて引き落としが相次いで短期間で14億円近く引き落とされ倒産危機にまで陥った事件である。
 その後警察が信用毀損業務妨害の疑いで捜査を行うと女子高生3人(仮にA、B、Cとしよう)がしていた噂話が原因だったことが発覚した。
 女子高生Aが豊川信用金庫に就職が決まったのを聞いた女子高生Bは「信用金庫は危ないよ」と冗談めかして言った。それを真に受けたAは親戚に「信用金庫は危ないの?」と聞いたようだ。そこからその親戚が別の人にその別の人がまた別の人にというふうにどんどん色々な人に伝わっていきこのような事件が起きたのである。
 ちなみに細かく言うとこの事件は悪意を持って人を騙そうとすると定義されるデマではなく嘘だとわからない状態で悪意を持たずに人に話すガセという種類の嘘だが噂の広まり方を知る良い例なので出した。
 この事件が起きたのにはAの広げたガセネタの三つの特徴にある。
 重要かつあいまいで不安をあおる内容という三つでこの三つはデマを広げるために必要な三つのポイントでもある。
 一つ目、重要性は銀行が潰れるかもしれないという生活に関わる重大な問題が起きかねない状況で何とかせねばならないと思わせ、かつ誰かに伝えねばと思わせるのである。
 そして二つ目、あいまいさは具体的にどう危ないかをAの時点では言っていない、それによって責任追及を避けることに繋がるのである。特に悪意を持って広げるデマの方であれば責任追及がなされる可能性が高く「私が最初言い始めましたがこんなことしか言ってません」と避けることが出来るのである。そして最初あいまいだったあなたが流したデマは徐々に確定事項のようになっていくのである。
 最後三つ目、不安を煽ることで頭の回りが悪くなるのは動揺を利用した嘘で示した通りである。
 この三つさえ押さえたデマを流せば万人に信じられるデマが流せるだろう。

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