早口を信用する
早口で喋ると信用される。
人間、嘘をつくと認知的負荷というものが大きくなる、簡単に言うと頭を使うということだ。
頭を使いながら喋るとどうなるかといえばゆっくりと喋ることに繋がるというわけである。しかしなぜ、人間 頭を使うと喋りがゆっくりになるということを知っているか、理由は簡単、経験則で知っているのである。経験則からゆっくり喋っているやつはなんとなく怪しいに繋がるのだ。
例えばあなたの友達と普通に喋っている時、「あれ?これおかしいな」と感じたら喋る速度が気になったのかもしれない。
ゆっくりと話すとそれだけついた嘘がバレやすいということである。もしも言っていることが本当だったとしてもゆっくりと話すただそれだけで信用されないのである。
しかし、早口であり過ぎてももちろんダメである。もしあなたの友達がなにかしら喋っている最中に急に早口で喋るようなことがあったらおそらく、というか必ずあなたは疑うだろう。話すスピードはいつも通りでいいのだが、いつも通りを意識すれば遅くなるのは避けられないだろう。意識としては少し早いくらいが良いかと思う。
さて、早口で喋れ、早口で喋れと言ってきたわけだが実際問題どうやって早口で喋るのか、頭を使うと自然と喋るスピードは遅くなる、では嘘をつくことと喋りが遅くなることは切り離せないのかというと違う、話は変わるが有名な名言で「試合はスタート地点にたった時点で勝敗が決まっている」というようなものがある。この名言は嘘も当てはまることで嘘はつくまでにすでにどれだけ信用されるかはある程度決まっていて嘘をつく前に詳細に作りこんである嘘は信じられる。
詳細性の項で紹介したことをもっと効果的にするのが喋るスピードなのである。
政治家を見てみてほしい、彼らは堂々と嘘をつくが信用される、彼らの喋るスピードはというと早いのである。彼らは何度も何度も練習することによってそのスピードで話せるようになっている。同じように自分がどのように嘘をつくかを思い出すのが良いかと思う。
これは嘘以外にも応用可能で何か宣言をする時でもスピーチをする時でも喋るスピードは早い方が信用される。
大衆は早口である方が安心できるようである。