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音、味、光、、感受性について

他人の感覚って外からは見えないけれど、こうしたものには個人差がすごくあります。

音や味はわかりやすいですね。誰かにとって好ましいものでも自分にはそうでもない。

私はお蕎麦の香りがわかりません。不味いとは感じないのですがおいしさもサッパリわからないのです。実家の家族も同じことを言うので遺伝なのかもしれません。といって全ての嗅覚味覚が低いわけでもないのです。蕎麦に関しては壊滅的なものの、基本的に食いしん坊です。

別の感覚でも、個人差はあります。光への感受性について、前に話題になっていたのが蛍光灯。1秒間に100回程度の点滅を繰り返す仕組みですが、ほとんどの人は点滅していることに気づきません。でも中には違いに気づく人がいて、そういうかたは蛍光灯の下では非常に落ち着かないそうです。学校の教室が蛍光灯だとそれだけで不利です。(世界的に蛍光灯は無くしていく方向なので、学校で既に切り替わっているなら問題にはならないでしょう)

あと、色。色の濃淡は奥行きの判断に関わります。濃淡の知覚が曖昧だと物が浮いているように見えるので、見えるものがいつ自分にぶつかるか予想できません。そういう人は慣れない場所を歩くのを怖がります。

話は変わりますが、ファッションセンスもある種の感覚ですよね?きっと。色だったり全身のバランスだったり。色の調和やドレス感・カジュアル感の調和の判断がざっくりしていたら、何を見ても「良くも悪くもない」となりそうです。そうするとおしゃれには関心をもてないでしょう。素敵!と感じた経験があるからこそ、追求する気持ちがわいてくるでしょうから。

何かに敏感な人は苦しいこともありますが、とろけるような至上の喜びを得ることもできるんじゃないかなーと私はよく想像します。音楽なんかは顕著ですね。私は耳が悪いのでオーディオ機器に凝る人の気持ちがわかりませんが、きっと私が未経験の、総毛立つような喜びを経験していらっしゃるんだと思います。

好きなものは生きていくための力になってくれますから、手軽なものからスペシャルなものまで、幅広くもっているといいですね。



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