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子育てにまつわる、怖い話
以前、ネット上で読んだ話です。(ホラーではありません。また記憶を頼りに書いてますので細かい所は間違っているかもしれません)
あるかたが、昔のビデオ映像を観たそうです。ご自身が子どもの頃に撮影されたものでした。
映像の内容〜
お母さまが「どのおもちゃで遊ぶの」と尋ねている
→ご本人(子ども)は「Aにする」と言ってその通りにしてもらっていた。
→遊びだしてすぐに「こんなので遊びたくなかった!」「Bのおもちゃが良かった!お母さんがAを出した!」と激しく怒って泣く
→「自分で選んだんでしょ!」と叱られて更に泣く
…ここまでは(ふんふん、たまにある話やね)と思って読んでいた私。怖いのはここから。
ご本人は映像を観て驚いたそうです。というのも幼少期の記憶としては『いつも親にあれこれ強制され、理不尽に怒られていた』『自分は大事にされていなかった』だったから。良い親ではないと思っていた。
それが真実は逆で、理不尽なのは自分自身だったことに衝撃を受けた。
…記憶と客観的事実の乖離がひどい。
もしこの動画がなければ、このかたは間違った意味づけのまま今も過ごしていたことでしょう。もちろん親イメージは悪いままに。親子関係はどのようになっていたことか。親子関係は外の対人関係の基盤ともなりますから。。
こわい!
怖くないですか?
記憶に問題があったり感情の波が激しいお子さんには、物事の経緯が記憶からふっとんでしまうことがあります。そして客観視ができないと、人によってはこのように被害感だけ残ってしまうのでしょうか。
そのこと自体はご本人に責任はないですし、良くない循環になっていた、というだけのことです。誰が悪いとかではない。
ただ、影響の大きさを考えると。。当時、介入が必要だったでしょうね。
今これを読んで「うちももしかして」と思った保護者さんがいらっしゃったら。こうしたイザコザが起きた場合、ご本人がどう理解しているか確認しておくといいと思います。
かんしゃくの最中は無理でしょうから、落ち着いてから。当日中に話すと怒りが再燃するなら、数日後でもいいので。
わかるように説明しても「そんなことない!」「お母さんが悪い」と納得してくれないなら、この話のように動画があれば手っ取り早いですね。