
煙たがられてしまう人たちの大切さー温故知新!!
「お前、時間あるときでいいから
俺の頭ん中を文字起こししてくれんか〜?」
バレーボールをずっとやって来て
大切な存在である恩師、N先生がいます。
自分の父よりも上で、ご自身のことを「じいちゃんだから」と
いうのが口癖になってしまった大先生。
バレー界ではもう、そこそこどころではなく有名で
お世話になった人も多く、
指導者講習会なんてN先生が来たら、ちょっと丁重に扱わなきゃー
な空気が多少流れるほど。
また
中堅指導者たちが高齢の先生方にはやや小難しい、
webだったり横文字を会話に並べて、
N先生に伝わるのに時間かかったり
難しそうな様子を見せると、
途端にめんどくさそうにしたり、
我々下の世代に「通訳しといて」と
ニコニコしつつ煙たい雰囲気を出す。
それが私はどうも納得いきませんでした。
でも、
N先生は
その辺の偉そうにする指導者なんかよりもずっとずっと寛大で、
先生の息子さんたちよりも年下な私たちの話だって、きちんと受け止めてくれるそんな人。
「こういうバレーがしたいんだ」
「楽しんでいるうちに気がついたらできるようになってるようにヨォ😄」
そんなことを前から私によく話してくれましたし、
私も一緒になって気にせず会話できたり、いつまでも話題が尽きない、
先生の話し易さもその状況を作ってくれてたんだと思います。
「文字起こし」を頼まれ、先生の家にお邪魔したら
頑張って絵と字にした手作りのノートが何ページも
丁寧にファイルされていたんです!!
(むしろコートの立体図とか上手ですし😲‼️)
要は、先生のお願いは
ご自身のメモや頭の中にある現せていないものたちをまとめて
具現化してほしい、でした。
前に一度私が受けた講習会でまとめた資料を先生に送ったところ、
えらく感動してくれて、
「お前アレどうやったんよ?アレみたいにしてくれんか!」
(アレ・ソレ、言葉がなかなかうまく出てこない、表現できないのも
悔しい様子をたまに見受けますが、そんな先生が可愛らしくもあり)
その資料というのが、↓なのですが
先生から渡されたメモが↓
おぉ..!!
(これはまず解読に時間がかかる!)と内心思いつつ
先生の言葉を伺いながら、この棒人間を↓
Illustratorでこんな風に、、こんな風にしただけで
『おぉぉぉぉお!!コレよコレ!すんばらしいわー😄』
もう、こちらが嬉しくなってしまうレベルで喜びの叫びをしてくれて😭
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十数ページある先生の手書きメモをこれから
誰が見てもわかるような文字と絵でおこす作業、少しずつしていきます。
先生は
「いつか本でも出すかな!お前の名前も入れてよ!」と、
笑いながら言いました。
(本なんて全然出せるレベルの指導者、知識者なんです本当に。。)
『年寄りの悪あがきなんだけどもよ』
って、先生は言います。
私は先生の苦手な"かんぴゅーた"を代わりに扱って苦手を補ってあげて
先生の頭の中のイメージを
そのまま目の前にすぐにサッと出して
「わぁッ!これだぁーッ!」と具現化させてあげられる
そんな人になりたいと思います。
もちろん先生だけでなく、
地元の運動指導先のマダムたちはスマホにスタンプ入れてあげただけで超絶喜んでくれたし(そのあとスタンプめっちゃくれた笑)
そういう人たち。
大事にしなきゃいけない人たち。たくさんいますもん。
言葉だけでなく、スキルだけでもないと思うんです。
頭の中をパッて目の前に出してあげられる人
そんな人でありたいなって思います。