オーストラリアの森林火災を目の当たりにして
夫婦でのAUS旅12日目。
本日は宿泊地のAlstonvilleから南下し、Arakoonというところへ。
ちなみに昨日の宿泊地はこんな感じ。
奥の車が停まっているあたりでテント泊。
牧場の一角に作られたキャンプ場のため、ヤギやニワトリに見守られながらの就寝。
これはこれでいい。
朝支度を済ませて、まずは農園へ向かう。
Teatreeというアロマの一種を栽培している場所なのだが、駐車場から入口までのちょっとした間に奇抜なアートの数々が散りばめられている。
入る前からTeatreeへの関心が完全に無くなった。
今いるエリアはほとんど下調べもしていないので、適当にキャンプ場を目的地として車を走らせる。
Teatreeのことは決して振り返らないスタンス。
道中は相変わらずほとんど直線の道が続くが、今までの道と異なり何か違和感を感じる。
その違和感の正体は焦げた木々だった。
実は今年、オーストラリアでは史上最悪ともいえる大規模な森林火災が発生している。
乾燥した気候と強風が相まって、火災がおきた範囲は2万km2。
日本で言うと、四国よりももう少し広い範囲で火災が起きたことになる。広すぎ。
実際に目の当たりにして、その凄まじさを体感した。
道幅が広い高速道路さえもまたいで、木々が焦げているので、火の勢いは相当なものだったのだろう。
また、この火災に伴い、多くのコアラが被害にあっているという。
火災の原因を調べると落雷などの自然災害だけでなく、人間の放火によるものもあるという。
社会に貢献したいという心に火をつけて欲しいものだ。
しかし今回こうして森林火災を実際に目で見て感じることができてよかった。
きっとテレビで見ていても、一瞬同情するだけで次の日には忘れてしまっているはずだ。
きっとこの記憶は深く自分の中に刻み込まれるだろう。
森林火災を横目に見ながら、更に車を走らせる。
ここで唐突に今回の旅で愛飲しているドリンクを紹介。
一言で片付けるならカフェオレだが、どこか懐かしさがある。
そして辿り着いた答えがミルメーク。
学校給食でよく出ていた牛乳の持つポテンシャルを最大限に引き出す代物だ。
結論、懐かしさは最強。
米津玄師も「懐かしいと言われる存在になりたい。」っていってた。
ミルメークの話は置いておいて、キャンプ場に到着。
念願の生きたカンガルーがお出迎えしてくれた。
当たり前だが、道路で轢かれたカンガルーたちよりも厚みがある。
念願のカンガルーではあるが、オーストラリアでは、人を襲う事故が多発しているという。
あれだけ会いたいと願っていたが、生きたカンガルーは生きたカンガルーであまり嬉しくない。
キャンプ場のすぐそばにはビーチがあり、きれいな夕日を拝むことができた。
こういった思いがけない絶景は素直に嬉しい。
色々と考えさせられる場面もあったが、なんだかんだで本日も充実した一日となった。
本日の巨大モニュメントはカンガルー
インターネットの発達で、いろいろな情報にアクセスできるようになった時代。
スマホ1台で世界の情報を知った気にはなれるけど、実際に自分の目で見て、感じる生の体験には一生敵わないということを認識出来た一日になりました。
現在はテントの中でこの文章を書いていますが、周囲にはカンガルーたちが。。。
明日の朝を無事に迎えられるのか不安ですが、こればかりは神に祈るのみ。
今日も良き一日でした。
※無事に朝を迎えられました。