コアラが一日何回トイレするか知ってんの?
夫婦でのAUS旅13日目。
本日はArakoonから、Newcastleへ。
朝はカンガルーの襲来もなく無事に起床。
朝食後、テントなどの片付けを済ませ、キャンプ場のすぐそばの高台から海を見渡す。
イルカだ。
急な出来事過ぎて写真には収められなかったが、2頭が時折背びれを海面に出しながら、ゆっくりと泳いでいた。
調べるとここは、イルカはもちろんホエールウォッチングでも有名な場所らしい。
今は時期ではないが、5 -11月にはザトウクジラの大移動があり、運が良ければそれらも拝むことが出来る。
まさか野生のイルカを見るとは思わなかったので、テンションが上がった。
イルカを見たあとは、Port Macquarieというところのコアラホスピタルへ。
ここでは、山火事などの被害で治療が必要なコアラ達を保護し、療養している場所だ。
施設内には、コアラの資料館などがあり、コアラの生態について、詳しく知ることができる。
こちらはコアラの骨の標本
首の骨は7本。
体育座りしているように見えるのがなんとも言えない。
新幹線駅で謎に座らせられる修学旅行生を見るときの気持ちになった。
果たしてあの文化は必要なのか?
学校教育の在り方については置いておいて、その他にもトリビア的な情報も紹介されている。
写真はコアラの年齢の見分け方について。
歯の大きさで正確な年齢を把握できるという。
この病院では、大学などの機関と協力して、コアラ保護のためにこういった生態研究も同時に行われている。
また、訪問した際に、治療は実施されていなかったが、治療室も見ることが出来、実際の治療の様子を見ることも可能だ。
決して見ていて楽しいものではないが、こういったリアルを知っておくのも大切だ。
傍らには現在治療中のコアラのリスト。
リストには、年齢や症状などが書かれている。
意外にも山火事での被害などより、圧倒的にクラミジアの感染をしているコアラが多い。
実はコアラの特に雌のクラミジア感染率は高く、半数以上が感染しているという。
人間にも馴染みのある病気だが、コアラの場合は合併症や消化器官への影響などが激しく、命の危険に関わることも。
この施設に来て、コアラの生態にかなり詳しくなれた気がするが、この知識が役に立つ機会はなかなかないだろう。
パンダPになるしか無いか。。。
気を取り直して、コアラホスピタルについて。
この施設では、もちろん生のコアラを拝むことも出来る。
木に抱きつく姿はなんとも愛らしいが、体温が上がらないようにするための行動だという。
コアラは一日にの20時間を寝て過ごすため、ほとんどがこの態勢で眠っているだけだが、たまにユーカリの葉を食べる姿も。
ユーカリならどれでもいいというわけではなく、若い葉っぱが好みのようで、ちゃんと選別して食べているのがまた可愛らしい。
ちなみにこの施設ではコアラの里親申請をすることも可能。
オーストラリア居住者は50$。
海外在住者は60$。
意外と気軽。
しかし、コアラは一日に200回排泄を行うので、相当の覚悟が必要だろう。
買っている人はオムツでも履かせているのか?
十分に見応えのある、コアラ病院を後にして、次の目的地へ。
道中節約のため、ピーナッツバターを食って小腹を満たす。
最初はパンに塗って食べていたが、今はダイレクトが基本。
完全にアディクトしている。
ちなみに、途中でヌーディストビーチに立ち寄ろうとしたが、道路工事中で敵わず。
名前はサムライヌーディストビーチ。
なぜこの名前になったかというと、戦時中に日本軍の監視を行っていた場所だったからという。
今や日本人の我々からすると、インパクトしかない。
ピーナッツバターとヌーディストのおかげもあり、無事に本日の宿泊地へ。
途中家を間違えてしまい、完全に不法侵入で危うく番犬に噛まれるところだったが、事なきを得た。
浴槽などのタイル貼り師兼、ゲームセンターの店員兼、ハニーワインの製造者兼、Airbnbのホストをしている軍ヲタのオーストラリア人が今回のホスト。
仕事のためにフィリピン人のフィアンセが出迎えてくれた。
情報量が多すぎる。
お世辞にもきれいな家ではないが、生活感の有りすぎる感じが自分にとっては、還って有り難い。
別室に宿泊している中国人夫婦もいい人たちで安心。
世界は平和です。
本日はコアラの記事がメインになりましたが、思いがけず色々な知識を得られたことは自分に取って大きな収穫となりました。
相変わらず周辺は霞んでいますが、一応元気に暮らしています。
今日も良き一日でした。
皆さんのサポートは無駄にはなりません。