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木の譜面台について語りましょう
アイリッシュハープ&弾き語りのKIKIです。音楽や楽器のことを書いています。今回は脇役ですが、演奏の備品として譜面台のお話をいたします。
楽器の素材はいろいろありますが、ハープはウォールナットやチェリーといった木でできています。こうした木の楽器を弾いていると、私はなんとなく周囲にも「木」でできたものを置きたくなってしまいます。
楽器の一番近くにあるのは譜面台ですので、本日は木製の譜面台にフォーカスしたいと思います。
譜面台は折り畳み式のアルミ製 ↓ が一番使われていると思いますが、あまり重い楽譜などを置くと、安定が悪くグラグラします。またペラッとしたシート1枚の譜面を置いたままでの書き込みは困難です。アルミ製は持ち運ぶ時には重宝しますが、そのような理由から、私は家置きの譜面台としては木製派です。
最近新しい木製譜面台を購入したのですが、今回はハープのレッスンでの生徒さん用に、またリハーサルで来られたゲストの方のために用意しました。皆さん、「うわぁ💕」と言ってくださいます。
ト音記号のところは穴が空いていますので、シートの譜面を置いたまま書き込むことができないため、普段は透明の下敷き(A3サイズ、百均)を横向きに置いています。おしゃれな分実用性に欠ける部分はありますが、もうそれは世の常ということで。☺️
木製は結構お値段が高くなるのですが(4〜5万円、もっともっと高いものもあります)、木の温かみが感じられて楽器と調和するので、お部屋の雰囲気がとても和やかになり、クラシカルでゴージャスな感じがあります。
今回新調したものがとても良かった点は、脚がコンパクトですっきりしていたことでした。ハープもそうですが、チェロなどの床置きの楽器にとって、譜面台の脚と楽器がぶつかり合わないのはとても助かります。そしてコンパクトでありながら、上体はしっかり支えられていたのが理想的でした。
下の画像は私が自分用にこれまで使っていたものです。これだけ脚に幅があると大変しっかりと安定しているのですが、スペースを取るので楽器が置きにくいです。仕方なく自分の足をそこに乗せてしまったりしていました。
今はレッスン時に二冊ぐらい厚めの楽譜を置いて教えていますが、とても安定していますので、そうした使い道には良いようです。
ハープ用として売られている木製譜面台もありますが、さらに脚をできるだけ小さくして場所を取らないようにしていますので、あまり重い楽譜は乗せられないと注意書きがありました。立奏には向かないということだと思いますから、オールマイティには使えないですが、ハープ専用として使うのでしたら問題ないと思います。楽器の色に合わせて3色から選べるので、それはとても素敵になりそうです。
次に注意点としまして、木製の譜面台は少し丁寧に扱わないと壊れてしまう部分があるということです。それは高さを調整するネジ部分です。
ポールを高く伸ばした時に、あまりギュっと締めますと支柱の中にあるネジが壊れます。実は初代の木製譜面台がそのような惨事に見舞われました。下の図で言う⑤のストッパー部分です。気分的にギュっとやりたくなる箇所なのです。特に男性は要注意です!
こうした木製譜面台は、できれば自分の楽器専用として使って、基本的に高さはあまり上げ下げしない方が長持ちすると思います。私の家では、立奏するような楽器用には別の頑丈な譜面台を用意しています。
木の譜面台への気の遣い方は、アンティーク家具を扱うのに似ているような気がします。実用性以上に雰囲気を大切にしたい方向けと言えます。それでも「やっぱり木の楽器には木の譜面台が良いわぁ」と、ビジュアルを優先できるのであれば、お買い物の価値があると思います。
先日自宅でのレッスンで、ある段階を終えた生徒さんのミニ発表会をいたしました。早速新しい譜面台を使って頂こうと思いましたら、なんと「暗譜して来ました!」とのこと。スゴーイ、それはそれでとても嬉しい時でした💓
最後までお読みいただきありがとうございます♬
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