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02_みんなと「地元」をつなげる人

第1回は以下よりご覧ください。


ぼくの知らない、ぼくの「地元」

秦野での超帰省では、僕が気づいていなかった地元の良さとか楽しみ方みたいなものを、他の人が自然とやってくれていて、新発見でした。

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(zoomで画面共有をしながら)こういう写真も一緒に行ってくれた人が、綺麗だからって撮ってくれたんですけど、これを見て地元侮れないな〜って思いました(笑)。
秦野の風景をこうやって切り取るんだなーって。みんなの写真を集めても全然違う写真が集まると思う。

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これも見慣れている街なんだけど、全然違うところに見えたり。夕日がこんなに綺麗な場所だったんだ~って。景色の切り取り方が人によって違うのが、発見でしたね。

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銀杏の色合いがいい、って言って撮ってくれたりとか。

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これはうちの庭の中にある坂道なんですけど、こうやって撮ってもらえるとめっちゃいい場所に見えてくる(笑)。

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ランドスケープデザイナーの人も来ていて、一緒に散歩していたらこれを取ってきていて。​ガマっていう草なんです。​なんだろう?と思ったら、虫除けになるらしいです。そういうのも全然知らなくて。案内しているのに、逆に案内されちゃった感じがすごく面白かったです。

ひと手間がある幸せ

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焼き芋もやったんです。ちっちゃいころは庭掃除をしたあと、集めた落ち葉で毎回焼き芋をしていたんですけど、それを20年ぶりに。でも、他の友達はみんな初めてで、楽しみながらやってくれたのが印象的でした。前日に雨が降って、葉っぱがしけっちゃったんですけど、みんなでわーわー言いながら、うちわであおぎました(笑)。

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火起こしが得意でやってくれる人がいたり、みんなが待っている間にチャイを作って持ってきてくれる人がいたり。マシュマロを持ってきている人もいました。それぞれが得意なことをやり始めていくのが面白かったです。

東京みたいにいろんなコンテンツがあるわけじゃないけど、自然の中で友達と楽しみながらいい時間を過ごせる、ということは秦野での超帰省で得られた発見です。

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僕の地元の秦野は、さっきまであんなに街中だったのに、もうこんな田舎なんだよ!すごくない?みたいな場所です。このことをみんながいいね!って言ってくれるとすごく嬉しい。東京に一番近い大自然だなーって思います。夜になって家の電気消すと真っ暗で、星がめっちゃ見える。うちの屋号が​ほしや​っていう屋号なんですけど、それはたぶん星がきれいに見えるからなんです。

超帰省で家族をつくる

超帰省って、僕にとっては家族をつくることかもしれないですね。自分が今後の人生をともに歩んでいきたいと思っている人を家族と捉えると、家族は拡張できるものなのかもしれないと思います。だから、超帰省を通じてどんどん家族を広げているのかもしれないなー、と。

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超帰省をきっかけに地元を考えるということが、自分の生まれた頃を考えることとつながって、家族っていうものを昔より意識するようになったな、とも思います。超帰省して一番喜ぶのって実は親だったりするんですよね。息子が友達を連れて帰ってきた!って。

ある意味、親孝行にもなっているのかもしれない。あんまり恥ずかしくなく実家に帰れるようになりました。そういう意味でも昔より、家族の関係がよくなった気がしています。新しく自分の地元を紹介したい人ができて、紹介することで自分の家族が広がっていく、みたいな形にもつながっていくのかなと思います。

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(おしまい)

ありがとうございます。 列島ききがきノートの取材エリアは北海道から沖縄まで。聞きたい、伝えたい、残したいコトバはたくさんあります。各地での取材にかかる交通費、宿泊費などに使わせて頂きます。そして、またその足跡をnoteで書いていければ。