私の職場①
今回は、私の所属するエージェントについてお話ししたいと思います。
私は以前1年間、他のエージェントで働いていましたが、日本一時帰国で長期お休みすることを機に一度辞めることにしました。
そして再び就活です。なかなか自分の働く条件と合う職場が見つからず、約1ヶ月後に今のエージェンシーで採用してもらえました。採用してからも、多くの手続きがあり、悪戦苦闘しながらやっと働けるようになりました(前の職場では求められなかった書類が色々ありました)
例えば、予防接種の記録です。日本で生まれ育った昭和生まれの私はそんな記録はありませんし、求められている種類の接種をしたのかも覚えていません。でも、提出しないと働き始められないので、免疫検査したり、予防接種を受けました(しかも全て自費です🥲) アメリカの医療費はバカ高く自腹で健診やらバックグラウンドチェックその他諸々、出費は痛かったです。。。でも、私の働く目的は『経験を積んで、ABAの理解を深めること』なので、「これは授業料」と自分に言い聞かせました。
そしてこのエージェンシーが、私にとって『大当たり』の職場でした!
何が「当たり」かと言うと『学べる場』であったのです。前の職場でも私のつたない英語に辛抱強く対応してくださり、感謝していますが、正直ABAスキルを学べる場所ではなかったです。
現在の職場ではABA戦略に沿ったプログラムを、BCBA(Board Certified Behavior Analyst)の資格を持つスーパーバイザーが個々のクライアントのニーズにそってゴールを作成します。私の仕事はこのスーパーバイザーが作成したプログラムをクライアントに直接、実施することです。今の職場には多くのBCBA所有のスーパーバイザーが在籍しており、セッション内容を細かく確認できます。頻繁に実践してお手本を見せてくれたり、フィードバックももらえるので、何をするべきか、どんな方法で有効的に実施するのかが明確になります。
私はRBT(Registered behavior technician)として働いています。現在私は3人のクライアントを担当していますが、同じクライアントには私の他に1−2名のRBTスタッフがいます。曜日ごとに別のスタッフがセッションを行います。この方法は理にかなっていると思います。偏ったセッションになるのを防げますし、データを取るのも最低2名のスタッフが同じプログラムを実施し、90%成功しないと次のステップには進めない仕組みになっています。
今どきここアメリカでは珍しいですが、全て手書きです。データ取集、グラフ表示、デイリーノート全てです。最初は「なんて時代遅れな」なんて思っていましたが、これには理由があるのだなと気付き始めました。手書きで記入することでよりプログラムの「進歩、変化はたまた後退」が意識しやすくなり、また今日何を実施して、次回は今回できなかった内容をやらないとだなってことが見えてきます。ワンクリックだとここまでは記憶に残せません。少なくとも私には。。
母国語ではない、ここアメリカで働くのは私にとって簡単なことではありません。気にしいの性格も伴って、精神的にきついことは多々あります。でも、ここにいる限り、身体が動く限り、クビになるまで居座るつもりです!
長々となってしまい、申し訳ないです。また職場での苦労話やエピソードを配信します!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました😊