古川慎のここらで一息 第75回「梅雨」
※本記事は、2024年6月に掲載予定だったものになります。
古川慎さんが気になることや興味があることをのんびり気ままに楽しむ連載「古川慎のここらで一息」。今回は、梅雨のある日、雨を気にしつつ川沿いにお散歩に出かけてみました。
ふるかわ・まこと●9月29日生まれ/熊本県出身/トイズファクトリー所属/主な出演作品は、「小市民シリーズ」(堂島健吾)、「黄昏アウトフォーカス」(菊地原仁)、「コードギアス 奪還のロゼ」(アッシュ)ほか。7thシングル「カレイドスコープ」発売中。
撮影●疋田千里
スタイリング●高山良昭
ヘアメイク●北原由梨
文●垳田はるよ
■正直、雨は苦手!
取材当日、天気予報は雨だったのですが、撮影中は曇り空をキープ。念のため、傘を片手にお出かけです。
川縁の遊歩道を散策する古川さんは、空模様に合わせて落ち着いた雰囲気。
カメラマンのリクエストに応えて、ゆっくり歩いたり、視線を動かしたり、ポージングも完璧なのですが、実際の古川さんは……。
「雨の日は外に出ません! 梅雨時に外出するのは、仕事の日だけ(笑)」
と、きっぱり(笑)。
「雨の日に外に出るというのは、僕にとって死活問題なんです。雨の休日に外出するとしたら、濡れてもいい服を着てコンビニに行くくらい。今日は髪も服も整えてもらって、プライベートでは絶対にない貴重な写真になったと思います(笑)」
なぜそんなに雨を嫌がるのですか?
「髪がまとまらないし、濡れるのもイヤで。子供の頃は雨だとカッパを着て自転車に乗ってたけど、カッパが肌に張り付く感じも得意じゃないんですよ。ジメジメした湿気も気になるし、外に出るだけでこんなにミッションがあるの?って」
梅雨の外出が考えられないことを熱く語ってくれた古川さん。
また、苦手なものの話の中で、いまだにグラビア撮影も慣れないと漏らす場面も。ですが、撮影中はずっと背筋がスッと伸びていて、立ち姿や歩き方も様になっています。
「背筋や歩き方は意識してます。時間がある時には整体に通ってるんですよ。先生がおっしゃるには、僕は背骨が左側に寄りがちらしいんですよね。自分でも歪んでると感じるときに施術してもらうと、まっすぐになったことを実感できます。声の出方とかに影響があるわけではないんですけど、体は整えておいたほうがいいかなって思っています」
その後ものんびり川沿いをお散歩。
釣りをしている方がいて「ここでは何か釣れるんだろう」と気になったり、元気に走り回る子供たちを笑顔で見送ったり、梅雨のひと時を穏やかに楽しんだ古川さんでした。
■古川の6月のハマリもの
「小市民シリーズ」(米澤穂信/創元推理文庫)
「アニメ『小市民シリーズ』に、堂島健吾という役で出演させてもらっています。収録するにあたって原作の小説を読んだのですが、これが本当に面白いんです。『氷菓』の原作者さんの作品なのですが、『氷菓』とはまたちょっと違う生々しい人間描写があって、現実味があるというか共感しやすいんですよね。現実からは一、二歩はみ出しているけど、『こういう奴いる!』って思えるキャラクターたちだし、学校を舞台にしている小説の中でも馴染みやすい世界だと思います。そんな原作の魅力がアニメでも描かれていると思うので、ぜひアニメもよろしくお願いします」