見出し画像

【最終回】古川慎のここらで一息 第77回 「和菓子」

※本記事は、2024年8月に掲載予定だったものになります。
※掲載の商品は2024年5月取材時点のもので、販売を終了しているものもあります。

古川慎さんが気になることや興味があることをのんびり気ままに楽しむ連載「古川慎のここらで一息」。今回は、古川さんからの提案で、和菓子屋さん巡りをしました。古川さんが気になった商品をあれこれ購入し、美味しくいただきます!

ふるかわ・まこと●9月29日生まれ/熊本県出身/トイズファクトリー所属/主な出演作品は、、「小市民シリーズ」(堂島健吾)、「黄昏アウトフォーカス」(菊地原仁)、「コードギアス 奪還のロゼ」(アッシュ)ほか。7thシングル「カレイドスコープ」発売中。

撮影●疋田千里
スタイリング●高山良昭
ヘアメイク●北原由梨
文●垳田はるよ

撮影協力●
御菓子 新正堂
https://www.shinshodoh.co.jp/

和菓子 楚々 日比谷OKUROJI店
https://soso-tokyo.com/

■大好きな和菓子のお店へ

まず1軒目は、古川さんのおすすめで新橋の老舗和菓子店・新正堂さんへ。テレビで新正堂さんの看板商品「切腹最中」が紹介されているのを見て気になり、自身でも購入したことがあるそうです。

「切腹最中は、見てもらうとわかると思うんですけど、餡子があふれるほど入ってるんですよ」と、味を思い出してニコニコ。

店舗に到着すると、お店の方が商品の説明をしてくれました。
「『切腹』というと縁起の悪い印象ですが、新橋は忠臣蔵の縁の地なので、四十七士が討ち入りを達成した大願成就という意味で販売を始めたんです。ですが、謝罪のイメージが強くなったため、『景気上昇最中』も開発しました。こちらの餡は黒字転換にちなんで黒糖が入っています」
お話を伺って、「なるほど」と感心する古川さん。

夏の限定商品である「檸檬切腹最中」を見て、「最中にレモン?」と驚く古川さんに、「白餡に、レモンの果汁と刻んだ皮が入っています。昨年、期間限定で販売したところ、お客さまからまた食べたいというお声をいただき、再販売となりました」とのこと。

お店の方のご厚意で、店舗裏にある工場にも案内していただけることに! 工場に一歩入るとすぐに餡のいい香りがします。丁寧な作業の工程を紹介してもらいつつ、餡を炊いている大鍋には「テレビで見たのと同じ!」と、興奮していた古川さんでした(笑)。

店舗に戻り、いよいよお買い物です。目の前の商品棚に並ぶ様々な和菓子に「お腹空いた……(笑)。全部食べてみたい!」と、テンションアップ。

切腹最中を始め、気になる商品を購入しました。

「お客さまの笑顔を見たり、美味しかったと声を掛けていただけることが幸せ」とおっしゃるお店の方に、深く感銘を受ける古川さんでした。

■スタイリッシュな和の空間

続いて2店舗目は、スタッフおすすめのスタイリッシュな和菓子店・楚々さんへ。
老舗のルーツを引き継ぎながら、現代のライフスタイルに溶け込む新しい和菓子店で、よく撮影などの差し入れにも重宝されています。

個包装されたおしゃれなお団子のパッケージに感心しながら、「人気のお団子は?」とお店の方に伺うと、みたらしが一番人気とのこと。

ほかに季節限定のお団子もあり、古川さんがお店に行ったときの限定の味は「苺フランボワーズ」でした。季節限定の商品は1か月くらいのスパンで変わるということで、「それはお店に通わないとダメですね」と、次の季節の味にも興味津々です。

様々なお団子のほかに、「すあま」やお供の煎茶も購入し、試食を楽しみにスタジオへ。

いよいよ実食。まずは楚々さんのお団子から。どの味を食べるか悩んだ末に、のり醤油をいただきます。「もちもちで美味しい! お店の方が、お団子はお酒にも合うと教えてくださったんです。僕はお酒は飲まないけど、合うのがわかる気がします。冷たい煎茶も爽やかで、もっと大きいサイズで飲みたいくらい」

宝石箱のようなきれいな色合いの「すあま」は5つの味があり、ひとつ食べてみると……
「これはくるみ味ですね。ふわっとした甘さと、くるみの風味が美味しいです!」

続いては新正堂さんの商品を。初めて食べるレモン味の切腹最中は?
「レモンの風味のする白餡ですが、噛んでいくとレモンの皮に当たって『レモン!』って主張してくるのがすごく美味しい! これは食べたほうがいい!」

「『景気上昇最中』は黒糖が入ったこし餡で、とってもなめらか。景気が上がったかはわかりませんが、僕のテンションは確実に上がりました(笑)!」

和菓子屋さん巡り、いかがでしたか?
「新正堂さんでは工場に案内していただいたり、あんなにもてなしていただけるとは思っていなかったので嬉しかったです。縁起物が好きなので『景気上昇最中』のほかに、『出世の石段』というお菓子もいただきました。どれも美味しかったし、縁起にもあやかれたらいいですね」

「楚々さんは洗練された店舗で、商品もおしゃれでしたね。僕はのり醤油団子をいただいたんですけど、ほかの全種類も食べてみたくなる美味しさでした。煎茶も美味しかったです。今日は天気がよかったので、冷たい煎茶がより沁みました(笑)」

古川さんが甘いものを食べたくなるのは、どんなとき?
「コンビニなどで見かけると食べたくなるし、テレビで美味しそうなものが紹介されてると気になります。あと、桜餅や柏餅なども季節を感じられていいですよね。出掛けた先でお土産として買うときは、必ず自分の分も確保します(笑)」

美味しい和菓子をたくさんいただき、大満足の古川さんでした!

●古川の8月のハマりもの
ジーンズ

「ジーンズなんて似合わないとずっと思っていた僕でしたが、気が変わりました(笑)。今まで持っていたジーンズは、スニーカーとの組み合わせが上手くいかなくて……。でも、狩野翔さんと遊びに行ったときに素敵なジーンズを履いていたので、ジーンズの種類や選び方などいろいろ教えてもらってもらったんです。それをきっかけに自分でも調べてみて、体型に合いそうな形のものを買ってみました。最近の流行はゆるっとしたタイプなんですけど、僕の体型的にはスリムな形のほうが似合うみたいで、しかも最近のスリムなジーンズはストレッチが効いていて、履きやすいし動きやすいんですよね。これはいいと思ってハマッています。一度ハマるとそればかり買っちゃうんですけど(笑)、同じスリム系のジーンズでもメーカーによって微妙に違うんですよ。スニーカーに合わせるのが向いてるもの、ブーツでもいけるもの、履いたときのシルエットもちょっと違ったりするので、いろいろ試しています」


「古川慎のここらで一息」最終回に寄せて
古川慎 メッセージ

皆様こんにちは、古川慎です。
いつも「ここらで一息」をご覧くださってありがとうございます。

この連載を始めるにあたってどんな事をしたいか、どんなものにしたいか、そんな企画会議が開始当初にありました。
最初は「なんとなく街ブラしたり、ゆっくりできる場所でホッと一息ついているような、そんなロケにしたい」という漠然とした低カロリーな提案を古川はしていました。
恥ずかしいことに、僕に写真付きの連載というアイデアイメージが何一つなかったんですね。
そこをスタッフの皆さんが巧みにアレンジして、時にはアクティブな、時にはリゾートチックな、たちまち素敵な連載が出来上がりました。
完成した記事、どうなってるかなとKIKI VOICEを覗きに行くと、とっても温かなページが出来上がっていました。
なんだか現場の温かさが、そのまま記事の空気感になっているかのような感覚が、いつの間にかここらで一息のコンセプトの骨子になっていったような気がします。…申し訳ない、古川の疲れが隠しきれない回もありましたが(笑)。

毎回ロケの度に、楽しい事、面白い事が待っていた「ここらで一息」は、自分にとっていつの間にか本当に一息つける場所になっていたみたいでした。
こうして終わってしまったのは大変寂しいです。

ですがそれ以上に、この場をお借りして多くの皆さまに感謝を。

編集部大野さん
カメラマン疋田さん
スタイリスト高山さん、栗原さん
ヘアメイク北原さん、山下さん
ライター垳田さん
KIKIVOICEスタッフの皆さん

そして、ここまで楽しんで下さった読者の皆様

本当にありがとうございました!!!

またどこかで、皆さんと一息つけたら嬉しいです。


☆「古川慎のここらで一息」フォトブック第2弾、2025年夏頃発売決定!
https://note.com/kiki_voice/n/nfcc381db81e4