父の一言
「何が忙しいの?」
先日、両親が家に遊びにきました。
最近はレポートや研究で忙殺される日々を送っていたため、家族団欒の時間はすごく心が落ち着き、幸せな瞬間でした。
その日も20時ごろまで実験が長引いてしまい(本当は18時半くらいで帰るつもりでした。笑)割とクタクタの状態で帰りました。
両親は合鍵を持っているため、既に家にいて私の帰りを待ってくれていました。
久々に再開し、近況報告をしながら最近忙しいことを話すと、父は
「何が忙しいの?」
もちろん、忙しいという話を聞いてそれのどこが忙しいの?っていう皮肉の効いた質問()ではなく、純粋に「どんなことで忙しく感じてるの?」という趣旨の質問でした。
質問された瞬間の私は「これとこれとこれがこんな風に忙しいんだよね」と言うつもりだったのが、
「なにが忙しいんだろう」
と答えていました。確かに色々とやることはあり忙しいことに変わりはなかったのですが、よくよく考えてみたら「あれ?言うほど忙しくないんじゃね?」って思えました。
父の何気ないたった一言で、頭の中にいっぱいあった無意味な「忙しい」が一瞬で消え去り、冷静にタスクを見極めることができるようになりました。
感情がマイナスに偏りかけてる時、そのことばかりが頭に浮かんで先を見通したり客観的に物事を判断することが難しくなることは何度もありました。その度、どんな風に乗り越えていたかはよく覚えてませんが(そもそも乗り越えられていたんでしょうか。笑)、今回のことはおそらく一生忘れないだろうなと思うほど私にとってはとても意味のある瞬間でした。
みなさんも何かに忙殺されかけたり、苦しい時間を過ごすことがあるかと思います。
そんな時は一度冷静になってみたり、冷静になることすら難しかったら誰かに何気なく話してみるといいかもしれないですね。
逆に周りで何かに忙しくしていたり、悩んでいる人がいたらそっと声をかけてみるのもいいかもしれないですね。そんな人に私はなりたいです。
父はやっぱりヒーローですね。