2年前の4/4、バスを乗り間違えた話
2年前の今日、4/4にデンマークのフォルケホイスコーレでの生活が始まった。
その日の思い出話をします。
#本当に何もありません
学校へは数日間滞在させてもらった古くからの知り合いの家からの出発だったのだけど、
家族みんな仕事や学校に出ていて
自分一人で出発しなければならなかった。
飼っていたラブラドールのわんちゃんをリビングにいさせてから家を出て、と言われていたのだけど
その日はソファでうたたねしてる彼女を全く動かせなくて。
時間ギリギリで大きいキャリーバッグと一緒に家を出た。
一番近くのバス停からバスに乗れば、電車の乗り換えはなしで学校の最寄り駅まで行けるしそっちのほうが早くて安いよ。
って教えてもらってたから、急いで向かった先はバス停。
砂利道はほんとうにキャリーバッグが転がってくれない。
もう本当に時間がギリギリで、ちょうど来たバスに乗れた。
あーーー間に合ってよかった……。
15分ほど経ったあたりでなんとなくGoogle Mapを開いてみたら。
え、全然違うところにいるじゃん。。。。。
間違ったバスに乗っていた。
もうめちゃくちゃ焦る。ここどこだよ。
次のバス停で降りて、近くの駅まで歩いて電車で向かうとか
いくつか違うルートを検索したりしたけど
もう一回間違えるのが怖くて
反対向きの同じ停留所で15分くらいで来る次のバスを待った。
家を出た1時間後に、わたしはまだ出発地点にいた。
次こそはちゃんと路線番号を確認して
先に来た違うバスをちゃんとスルーしてから乗って
無事ついたのが Ringsted という駅。
ちゃんとこの駅についた安心感で思わず写真を撮った。
この写真を見るといろんな景色ががよみがえる。
日本で愛用していたYahoo乗り換え検索が使えなくなって
慣れないGoogle Mapで必死に検索しなくちゃいけなかったり、
バス停の名前のアナウンスのデンマーク語はわからないし
さがしても特に表示もないし。
Google Mapが示すルートをそのバスが辿っているかどうか
この Ringsted に着くまで何度も確認した。
わたしだけが価値を感じるものであっても、この写真は一生消せない。
#消えたら困るから印刷しておこうかな
そこからはちゃんと電車にも乗れて学校の最寄り駅についたら
また写真を撮った。
バスは1分単位で正確に来るものじゃない
っていうことはこの時学んだなあ。
あ、常識が違うってこういうことなのかもしれないって
この時初めて身を持って体感した。
一番最初の失敗がこの程度でよかったな。
当時のわたしは死ぬほど冷や汗かいたけど。
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