そもそもの話-おわりに-
2023年10月8日、私たちKiKiが運営する「KiKi北千住」の場所ができてから5周年を迎え、それにあたり、記念ZINEを制作しました。
タイトルは
「そもそもの話 -場づくり夫婦が歩んだ5年間-」
住居兼イベントスペースからはじまったKiKiが喫茶店になるまでや、そのきっかけ、子育てしながら夫婦で仕事をすることについて…などをずらずらっと書いた本です。
こちらの内容をnoteでは全文無料公開予定です。毎週水・日の夜に更新いたします。
おわりに
ありきたりな言葉だけれど、一つ一つの積み重ねがあって、今がある。ここまで書いて、「あぁ、やっぱりそうだったんだ」と感じた。
辛かったことは割愛している部分が多いので、波風無いように見えるかもしれないけれど、順風満帆だったわけではなく、失敗も沢山してきた。ナリワイ的に小さく始めたおかげで、リスクを最小限に抑えることができただけだ。
一方で、「夫婦だけの活動からの脱却」をしたくなっていることにも気がついた。会社を設立して、空間としても、時間軸としても、人間関係としても、もう少し遠くの世界を見てみたくなったのだ。そこには何が広がっているのだろう。
自分たちの10年後を想像してみる。10年後の目標に向かって日々積み重ねる一方で、10年後、自分たちが想像もつかないようなことになっていたとしたら、人生としてはとても面白い。
登山道を山頂に向かって登っていくというよりは、いばらのジャングルをあちこち探索しながら進むようなことなのだろうけれど、アマノジャクな2人なので、自分たちの事も周りの人も、面白く裏切りたいという気持ちがある。5年間でここまで来たけれど、またさらに5年10年と経った時に「相変わらずだねぇ、でもそうきたか!」と含みのある笑いで面白がって欲しいのだ。
そのために、できることをやりつつも、今までの積み重ねに縛られすぎることなく、挑戦をし続けたいと思う。
あぁ~、ここに記してしまったら、もう引き返せないじゃんね。
9月7日にかきはじめたこの文章。コツコツと書き続け、9月17日無事に書き終えた。終えられたことにびっくりしている。やってみたことで、見える世界があった。
勢いで書いてしまったのでつたない文章、言い回しが遠くて、まどろっこしい部分もあったと思いますが、ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
今度はあなたの「そもそも」を聞かせてください。そこには、誰かを助けるあなただけの経験と豊かな感性があるのだと思います。
KiKi 高木正太郎・きさらちさと
本の購入は「KiKi北千住」店頭または、「オンラインショップ」でご購入いただけます。
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