歌は曲を聴く派?歌詞を聴く派?
みなさんは歌を聴く時、曲と歌詞どちらを重視しますか?
私は作詞も作曲もする人間ですが、曲を聴く時は結構歌詞を聴くことが多いです。
ということで、今回の記事は「歌詞について」です!
今日5月18日は「ことばの日」でもあるとのことなので。
「歌」を作る上で感じる歌詞の表現について、つらつら書こうと思います。
歌とは何かというと、大雑把にいうと「言葉のある曲」です。
何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、これって面白いことなんですよ。
歌でない曲って、音を表現していくわけじゃないですか。
歌はそれだけでなく、歌詞を表現する必要も出てくる。
「歌詞を表現する」って言葉でいうと一言ですが、意味は二つあって。
一つは歌詞の意味を解釈して気持ちをのせるということ。
これはやっている人多いと思います。
でももう一つの方が私は結構大事だと思っていて。
それは「単語ひとつひとつの音にこだわる」ということ。
これはとある演劇の舞台で役者をやった時に、演出家さんから聴いたことなんですけどね。
言葉を話す時、文の意味を解釈するだけでなく、単語ひとつひとつ表現しなさいって教わりました。
例えば、「冷たい」という単語は冷たく聞こえるような音で、「温かい」という単語は温かく聞こえるような音で話すということ。
文全体の意味を解釈して話すだけではなく、文に出てくる単語ひとつひとつをきちんと表現するようにと教わり、なるほどなと思った記憶があります。
これは、演劇においてだけでなく、歌においてもとても大事なことだと思っています。
他の音楽と違って、歌には「言葉」があるから。
せっかくなら歌詞の「言葉」ひとつひとつを大切に歌いたいし、大切に聴いてほしいですものね。
私は歌う時にも、歌詞全体の意味を解釈して気持ちをのせるだけでなく、歌詞に出てくる単語ひとつひとつの音の表現にもこだわるようにしています。
みなさんもぜひ、歌を歌う時は意識してみると面白いですよ!
以上、雨草樹季でした!