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アウトプット筋を鍛えることで、インプット効率が上がる話と、その鍛え方。
こんにちは、
筋トレもコツコツ続けてる、ききです。
アウトプット筋、鍛えてますか?
この筋肉が発達してると、
インプットがめっちゃはかどるんですよ。
「え、なんでインプット?」
という声が聞こえてきたので、詳しく解説していきますね。
僕自身、自慢ではないんですが、
学生時代は、特待生をとったり、
全国模試も最高3位をとったことがあります。
(すいません10%は自慢で、90%は説得力補強のためです。笑)
なぜこの結果を出せたのか、というと、
勉強をひたすら頑張ったのもありますが、
一番は、友人に教えてたからなんですよね。
ちょっとグループ名が恥ずかしいですが、
「きき塾」ってのが学生の頃はありまして、
10〜15人くらいのグループで、
わからない部分は、僕に聞く。そして僕が解説する。
みたいな授業スタイルでよく勉強してました。
それでテスト対策とか、国家試験対策のときは、
僕が教えていく側だったんですよね。
「教える」「人に伝える」っていうのは、
わかりやすく説明しないといけませんよね。
そして、わかりやすさっていうのは、
論理構成がポイントになります。
論理がぐちゃぐちゃだと、
理解できないので、
自分自身がふかーく理解してないと説明できないんです。
ここで、アウトプットの最高の利点1つ目です。
論理的に説明しなきゃなので、自分の理解度が増す。
これですね。
自分のプライド的にも、
「せっかく僕を頼ってくれてるんだから、
わかりやすく説明しなきゃ」
っていうプラスのエネルギーが働いてたので、
この観点からみても良かったです。
そして、話をしていくうちに、
自分の穴にも気づくことができます。
自分自身があんまり理解できていない、抜け落ちてる箇所です。
「Aの説明はできるけど、Bの説明はちょっとむずいな。
ってことは、Bの理解度が低いんだな。」
これがアウトプットの利点2つ目。
理解していない部分が明確になる。
そして、ひたすら説明を繰り返していくと、
頭で考えながら、伝えていくので、
そりゃあ脳に残りますよね。
アウトプットの利点3つ目。
繰り返しアウトプットすることで、脳に定着しやすくなる。
このようにアウトプットをすることで、
インプットの効率は遥かに上がります。
さらに教えるのが好きな人なら、
めっちゃ自己肯定感も上がります。笑
とは言ってもアウトプットって筋肉なんですよね。
鍛えないと、アウトプットなんてできません。
脳がショートしてしまいます。
でも、正しい鍛え方をしないと意味がありません。
上腕二頭筋(腕の筋肉)を大きくしたいと言いながら、
スクワットしてても、大腿四頭筋(太ももの筋肉)が大きくなるだけです。
上腕二頭筋(腕の筋肉)を大きくしたいなら、
ダンベルで上腕二頭筋を鍛えるべきです。
正しい鍛え方をしましょう。
鍛え方のコツは、「点」ではなく「線」で理解して、
「線」をアウトプットする。
この方法がおすすめです。
「?」となっていると思うので解説していきます。
多くの人に教えていて気づいたのが、
みんな「点」で物事を把握してるなっていうに気が付きました。
たとえば交感神経、副交感神経の特徴を覚える場合。
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多くの人は、それぞれ一つずつ暗記をしていたんです。
「交感神経優位の時、心拍数は上昇する」
「副交感神経優位の時、心拍数は低下する」
みたいな「点」での暗記ですね。
「いや、そりゃそうでしょ」と思うかもしれませんが、
この暗記方法だったら、そりゃあ忘れるんです。
こんな多いもの覚えられないですから。
なので、「線」を作って、ストーリーで理解しないといけません。
「点」を暗記するのではなく、
「線」で理解するんです。
僕の場合はこういうふうに理解してました。
交感神経は戦う&逃げるときの神経。だから、
いきなりライオンに出会って、全力で逃げるのを想像する。このときの身体の反応が、すべて交感神経の反応だ。
副交感神経は、交感神経の真反対。
おいしいごはんを食べながらリラックスしてるときだな。
っていうふうに考えていました。
なので覚えておくべきなのは、
「交感神経=ライオンから逃げる」
これだけ。
全力で逃げたら、そりゃあ、
心拍数は上がるし、
血圧も上がるし、
びっくりするから瞳孔も開くし
息をたくさん吸わなきゃだから気管支も開くし、
食ってる場合じゃないから消化管、唾液分泌は減るし。
みたいに、想起できるんです。
「線」で考えるには、
まずは複数の「点」を抽象化し、
共通する要素を見つけます。
そして、それを一つのストーリーや法則に
まとめるっていう必要があります。
たとえば、ライティングのテクニックもそうです。
文章をシンプルに書こう。
漢字とひらがなのバランスを意識しよう。
専門用語は使わない。
常用漢字を使う。
句読点の位置は正しく。
改行をしっかりしていく。
こういう「点」だけを覚えるのではなくて、
「相手に負担をかけない」っていう本質部分である
”法則”を見抜く必要があるんです。
「相手に負担をかけないで、すぐに理解できる文章を書こう」
と意識すれば、
自然と文章はシンプルになるし、
見た目を意識するようになるんです。
もちろん、「点」をひとつずつ実践してみるっていうのも、
大切ではありますが、
テクニックばかりを学んで、
本質を見失ってはいけません。
「点」の共通点を見つけて、
「線」にする。
そして「線」を覚えておく。
けっこうエネルギーを使いますが、
これがアウトプット筋を鍛えるってことです。
知識だけを入れるのではなく、
しっかりと理解するんです。
アウトプットを前提に、インプットをしていくと、
自然とこのアウトプット筋が鍛えられていきます。
共通点を見つけられる「目」が養われていくんです。
なので、最初は小さくてもアウトプット筋を成長させていくのがコツです。
腕立て伏せも、最初は10回しかできませんでしたが、
今では50回は連続でできるようになりました。
最初はメモで数行アウトプットすることから始めて、
徐々に文章量を増やしていくのがコツ。
インプットとアウトプットの割合が5:5くらいになれば理想ですね。
そして、鍛え始めはめっちゃしんどいです。
なぜなら、「アウトプット」がベーシックではないからです。
人は、できるだけ楽をしたい、そして変わりたくない生き物なので、
アウトプットという、エネルギーを使うことを始めたら、
それを辞めさせようと脳が判断するんです。
でもここで諦めたらいけません。
「アウトプットするのが、ベーシックだよ。」
と脳に思い込ませたら、勝ちなんですよね。
だいたい21日間続けると、習慣化されると言われています。(最低限の期間)
なので、まずは小さくても、
文章を書いたり、話したり、伝えたり、
続けることを目標に取り組んでみてください。
脳の誘惑に打ち勝って、
しっかりアウトプット筋のトレーニング、頑張っていきましょう。
もちろん、身体の筋トレも。
ではまた。