《YOGAについて》
YOGAについて
今回は「八支則」の一つ、"Isvarapranidhana:イーシュヴァラ・プラニダーナ(祈り)"をご紹介します!
ヨガを始めると、多くの方がまず1番に出会うのはポーズ、「アーサナ」だと思いますが、実はヨガ=アーサナ(様々なポーズをとること)ではなく、
アーサナはヨガ哲学の八支則というものの中の1つに過ぎません。
ヨガの八支則とは、生活をしていく上で守るべき8つの規則や、心がけといったものですが、その中の1つに"ニヤマ(勧戒)"というものがあります。
ニヤマは"勧める戒律"と書くように、行なった方が良い行為や心構えについて説明されているものです。
その中には、"Sauch:シャウチャ(清浄)"、"Samtosa:サントーシャ(知足)"、"Tapas:タパス(苦行)"、"Svadhyaya:スヴァーディヤーヤ(学習)"、"Isvarapranidhana:イーシュヴァラ・プラニダーナ(祈り)"
の5つがあります。
こうして見ると難しそうな言葉が多いですが、1つ目から順に見ていくと、
清潔でいること、現状に満足すること、努力すること、学び続けることと言った感じで、なんだかそんなに難しいことではない気がしますね!
ただ、最後の"祈り"に関しては、あまり日常的なものではない気がしていたのですが、私たち日本人には古来から"祈り"の習慣が身に付いており、祈り自体が日常的に行なっているものであることに今回この事を紹介するにあたってより知れたのでさらに深くお伝えします☆
・"Isvarapranidhana:イーシュヴァラ・プラニダーナ(祈り)"は何を意味しているのか?人によって様々な解釈がありますが、「自分の行動や意志を神様に捧げること」や「自分に起こりうる全てのことを受け入れ身を委ねること」といった意味があります。
どんなことも、自然や神様などの大きな力があり、そこに身を任せたり、感謝をしたりしながら生きることを意味しています。「自然に感謝をする」ことが、ヨガで教え伝えている祈りであるとするならば、私たち日本人には日々行なっている「いただきます」と「ご馳走さま」も"祈り"だと私は感じました。