![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/167729180/rectangle_large_type_2_5c076c5f99e97315d7c5b51369b81905.png?width=1200)
エラ君の魅力その①〜ブレない芯の強さ〜
はい、エラ君との初デートのことを今までお伝えしてきましたね。
しかし、初デートは彼が徹底したケチさ加減を披露し、超有能ムーヴ「迷子になる」をぶちかましまくるという散々なものでした。
「じゃなんで好きになったの?」
その理由の一つは、彼の芯の強さです。
前もお伝えした通り、私と彼はマッチングアプリで話し始めて実際に会うまで2週間の間、毎日平均2時間ぐらいやりとりをしました。
その中で、彼の人となりがなんとなくつかめました。
彼は強い信条をもった人間です。
そのブレなさがカッコいいのです。
この記事では、彼の送ってきたメッセージのいくつかを紹介します。
医学部卒なのに医者にならない理由
彼は世界でもトップクラスの大学の医学部を卒業しています。
彼はウクライナ人なので卒業後祖国に医師として動員されます。
しかし彼はそこで気付いてしまいます。
「本当に病気で困ってる人1人に対して、退院したらまた元の生活に戻っていく、肝臓や肺に問題を抱えたアル中・ヤニ中が5人。妄想上の腰痛を訴えるおばあちゃんが5人。クスリを求めるヤク中が10人。ツッコんじゃいけないところに物を突っ込んだバカが5人…」
「つまり、『それは本当に問題ですね、抗生剤を飲んでください』っていうケース1つに対し僕は20人の不健康なライフスタイルや中毒を後押ししていたんだ。患者の半分以上にマジで死んで欲しいと思ってるのに医者の義務が務まるわけがないよね」
信条と天秤にかけて、できない仕事
「僕は考えたことがあるんだ、僕の人生の目標は何か、どの方向へ向かえばいいか。
お金が欲しかったら、金融(僕には結構いいクオンツになれるだけの数学力がある)かコンサルとかだね。
権力が欲しければ、ビジネスとかマネジメントとか法律。
ITでも食っていけるんだけど、そんな仕事していても役に立つピクセルを生成するわけでもないし、世界をゴミでさらに満ち溢れさすだけだから売春と同義だと思っている。
製薬もお金になるんだけど、正直なことを言えばシステムが根っこから腐ってる。1つの成功した薬品が20の失敗作品(効果がなかったとか試験に不合格とか法律に引っ掛かった)の研究開発費を払わないといけないから、結果として製薬会社は予算の7割をマーケと広告費に注ぎ込んでる。特にスイスの製薬(novartis, roche, bayerなど)は60年代〜70年代に人体実験を行っていたから有利になったわけで、そんな会社に勤めるぐらいなら兵器開発でもやって地雷作ってるのと同じだ」
*スイスは第二次世界大戦後、ナチスから奪った金で人体実験を後押し。人々は貧しく、腎臓を売ってでも生きようとしたらしい。少なくともそうエラ君が言ってます。
「さらにいうと、いらない物を生み出す仕事も嫌だ。消費者ははたして50億個のアプリと1億の電化製品が必要なのか。時間を潰すための低品質のテレビシリーズや映画がこれ以上必要なのか。」
私に刺さった理由
ここまで読んでいただいた時点で、彼がものすごく有能なのがわかると思います(少なくとも口先では)。
彼が脳科学の研究者になったのは、こういう理由があったようです。
私はできることが少なすぎて職業選択の幅があまりありませんが、彼の場合倫理観で仕事の幅を狭めているみたいです。
私はこういう真っ直ぐな人に今まで会ったことがありませんでした。
今まで私は基本的にお金のある男性と付き合ってきました。
それでも倫理的な理由で貧しい生活を選ぶエラ君が、かっこよくて愛おしいのです。
清貧、という言葉が似合いますね。
私も彼も「中産階級」の出身です。
お互いに親は裕福ではないが、教育には金をかけてくれたケースなんじゃないかと勝手に憶測しています。
貧しさは心の豊かさをあらわす…
彼はそういうケースなんだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回でエラ君の良い一面を知ってもらえたのではないでしょうか。
もし面白いと思ったらフォロー、スキお願いします。
最後まで読んでくださりありがとうございました!