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【IGCSE】Oレベル(O-Level)とは
Oレベル(O-Level)とはOrdinary Levelの略で、主にイギリスで使用されていた中等教育修了資格試験のことです。
中等教育となっていますが、日本では高校にあたる試験内容で、15歳から16歳の生徒が受験し、科目に合格することで資格が取得できました。
しかし、O-Level試験は1988年にイギリスで廃止され、それに代わってGCSE(General Certificate of Secondary Education)が導入されました。
このGCSEの世界版が、世界中のインターナショナルスクールで採用されているIGCSEなどのカリキュラムです。
UKで大学進学を目指す生徒は、Oレベルの次はAレベルへと進みます。
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実は、OレベルのOrdinaryとは、Aレベルの正式名称Advanced LevelのAdvancedに対応してOrdinaryとなっています。
では、ここでちょっとした雑学をひとつご紹介しましょう。
ハリーポッターの作中で、ハリーたちが魔法学校で受ける「ふくろう試験」というテストがあります。
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ふくろう試験の正式名称は、Ordinary Wizard Levelと言い、頭文字をならべるとOWLになります。
OWLは日本語でふくろうなので、ふくろう試験と訳されています。
これは、OレベルのOrdinary Levelをもじったものだと考えられます。
Oレベルの成り立ちを知っていると、クスっとなるポイントですね。
なお2023年現在、ケンブリッジは、IGCSE同等カリキュラムとしてケンブリッジOレベルを提供していますが、実施国はかなり限定されています。
現在、Oレベルはごく一部の国を除いて実施されておらず、本国イギリスではGSCEに変更されています。
後継のGCSEの世界版として、IGCSE、Edexcel、AQAなどが多くのインターナショナルスクールで提供されています。