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【インター】マレーシアのインターナショナルスクールの選び方:わたし編
マレーシアのインターナショナルスクールをネット検索すると、その数の多さに驚いたことはありませんか。
2023年現在、マレーシアにはなんと180を超えるインターナショナルスクールがあるそうです。
お子さんの学校探しをしていると、こんなに多くの中から1つを選ぶなんて….と、途方に暮れた経験をお持ちの方もいるかも知れません。
我が家は、娘たちが通学しているインターナショナルスクールとのお付き合いは今年で4年目です。コロナ禍を通じても概ね満足しています。
我が家がどうやって、数多くの中から今の学校を決定したのか、その方法をシェアしたいと思います。
1.カリキュラム
我が家にとって、まず重要だったのがカリキュラムです。
すでにバンコクでイギリス系インターナショナルスクールへ通っていたので、まずはケンブリッジカリキュラムの学校を探しました。
次に重視したのが科目です。
必須科目
長女のIGCSEが始まる年でしたので、彼女が前の学校で選択していた学科があるのかどうか、または転校先の学校独自の必須科目について確認が必要でした。
このあたりの情報は、ホームページに載っていない事が多いので、直接学校にメールで確認しました。
IGCSEの科目選択数が違っていたり、マレー語が必須だったりと、本当に学校によってさまざま。
しかし、おかげで学校の選択数が絞られました。
IGCSEの成績結果
次に重視したのは、過去のIGCSE結果です。
これは各校ともホームページで『 IGCSE results 』として公表しています。
また成績優秀者として紹介されている生徒の成績もチェックしました。
IGCSEの結果に自信がある学校は、サイトの目立つところに分かりやすく記載していますので、大体のレベルを把握する事ができます。
一方で、大々的に試験結果を公表していない学校は、全体的に成績が良くないという事ですので、候補から外しました。
2.学費
2つ目のポイントは学費。
先ほど、160を超えるインター校があると言いましたが、学費も本当に様々。
私が知る限り、Year10の学費で年間50万円程度から400万円超までありました。
実は、インターナショナルスクールは、学年によって学費が異なります。
学年が上がるほど高くなるのです。
また、毎年学費改正が行われ、年数%の値上げがされます。
よって、最終学年に支払う最高値を考慮に入れつつ、数年通学する場合、果たして予算内に収まるのかどうか超概算しておく必要があります。
予算超えの学校に関しては、単純に検討から外すだけでいいですが、予算内で複数校ある場合はどのように比較検討すればいいでしょう。
3.ロケーション
我が家は、次にロケーションを考慮しました。
マレーシアでインターナショナルスクールがある場所は、次の4つに大別されます。
1. KLCC・クランバレー地区:国内最大の人口規模
2.ジョホールバル:マレー半島の南端でシンガポールのすぐ隣に位置。国内2位の人口規模
3. ペナン島:マレー半島西側マラッカ海峡に位置する人気観光地
4. ペラ州イポー:クアラルンプールから200Km北に位置する、マレーシアで3番目に大きな都市
それぞれ、メリット/デメリットがありますが、我が家は1.KLCCクランバレーで探しました。
理由は、日本への直行便フライトが多い事と、都会の便利さを優先したかったからです。
4.最後の決め手
ここまでの条件にあう学校を絞り込むと、10校程度になりました。
各学校のホームページを熟読し、英語と日本語での口コミサイトなども読んで、4校に絞り学校訪問をすることにしました。
ここで強調してお伝えしたいのは、『百聞は一見にしかず』という事。
2ヶ月程度、情報収集し学校とやり取りを重ね、校風などのイメージが見えつつありましたが、やはり現地に行き、実際の学校を見て回るのとでは全然違いました。
ホームページの写真と比べて、実物は小さくて安っぽい校舎、なんとなく暗くて覇気のない雰囲気、雑多な学校のオフィス...など色々ありました。
これらの情報は、やはり直接見てみないと実感できません。
いくらホームページや口コミを見ても分からないのです。
足を運ぶ前は、学校を決めかねていましたが、実際に訪問すると「ピン!」とくるものがあり、私と娘たちは満場一致で現在の学校に決定することができました。
マレーシアとは距離の問題があるかも知れませんが、ぜひ一度は訪問してご自分の目で見て決める事をお勧めします。
まとめ
ここまで、我が家のインターナショナルスクールの選び方をシェアしました。
特別なことは何もなくシンプルに、
カリキュラム
予算
ロケーション
の3つをはっきりさせる事でした。
そして何より大切なのは、実際に足を運んで自分の目で確かめることです。
とはいえ、入学してみると思っていたのと違った、という事は起こり得ます。
バンコクでもマレーシアのインターでも、日本の学校と異なり学期途中での生徒(先生も)の入れ替わりは良くあります。
もちろん駐在員の帰任に伴う転校もありますが、今の学校と合わないと判断すると、皆さん気軽に転校しています。
「置かれた場所で咲きなさい」というベストセラー書籍がありましたが、東南アジアのインターナショナルスクールにおいては、そうとは言えません。
学校選びは、現時点で良いと思えるところに決めるけど、もし違ったら変えればいい、というある程度余裕を持ったスタンスでいいと思います。