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なりたくもないのに20万円かけて教員予備校に通った話

英語を使う仕事をする=教師

と考えるのはあまりにも情弱でした。(笑)

他にも要因はありました。

新卒で就職が決まらず、非正規雇用で働いていた事から来る将来への不安。

その頃は毎年のように公務員試験を受けていました。

応募書類を各所に送付するだけで凄い疲れていました。

過去問や、

「3日で合格!」


みたいな類の本(今考えたらネーミングセンス抜群やな...。)を何冊も買っては、試験までに終わらなくて...落ちて、落ち込んで...

「正社員になれない自分は人生楽しんじゃいけない。」

と本気で思っていました。

DV彼氏と別れ、一生一人なのでは?という不安。

20代前半は、とにかく不安でした。

英語を生かして、ずっと働けて、資格が活かせる仕事をしたほうがいいと思いました。

大学の時に教員免許を取得していたので、

「お金かけて学校に通えば受かる!」

と思ってTアカデミーにいざ入校。

薄給の中、20万円一括払い!$$$$$$$

4月開講のところを2月から途中入校したので、内容は最初はちんぷんかんぷん。

平日は仕事をし、土日は予備校で潰れる、という生活を半年続けました。

講義内容は、勉強内容よりも、

「講師からの鼓舞するメッセージ」

が強かった。

「みんなで勉強している空間」

の共有

も大きかったですね。

私はというと特にそこで友達を作るわけでもなく...。

黙々と授業を受け、模試受けて、という生活。

直前に必死に頑張り、一次試験は合格しました。

二次試験のコースも受けました。追加料金あったかな...?

模擬授業やディスカッション対策でした。

英語の模擬授業を考えて発表しましたが...

「礼儀が感じられない。メールとかでも、知らない人にお世話になっております、とか書くでしょう?」


「はあ...。」


「大学院に行ったら?教育の専門の大学院てあるでしょう?」


どこかの中高の元校長という年配の方で、退職した後のアルバイトの人だったんだと思います。

もちろん英語で英語を教える授業やりましたよ。

たぶん、内容がわからなかったんだと思う。

特に合格のためのアドバイスをもらえないまま、本番を迎えました。

わかったのは、

「英語がわからない人の前で英語の指導力を一方的にアピールしなければならない」

ということのみ。(笑)

無理ゲーじゃね?(笑)

本番では、英語の発音をゆっくりして、英語あんまりわかんない人でも聞き取れるように心がけましたが...。

反応はイマイチでした。

結局落ちました。


今考えると、教員やりたいなら、臨職しながら経験積んで、本で勉強して、てこともできる中、いきなり

「自分の将来のために時間と金を費やしてなったほうがいいから」


というモチベーションだけででなれると思っていたのが間違いでした。

だいたい教員として働くことの厳しさとか、全然考えてなかったと思うし、こういう先生になりたい!とかもないし、憧れの職業でもありませんでした。

「自分がどうしたいか」

主体的に考えることができていなかったために時間とお金を浪費していました。

また、やはり悔やまれるのは、

自分の情弱さです。

その後、教員ではなく、別の

「英語を生かせる仕事」

に就くことができました。

お金も時間もかけていません。

その時やってた仕事の延長線で見つけることができました。

偶然とかもありましたが。

また、その次も英語を生かせる仕事に繋がりました。

特に、今時はお金をかけなくても、インターネットで学んだりする機会も多いので、大枚叩いて

「学校」

に通う前に、他に方法がないか考えるべき。



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